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俵IVFクリニック

※この施設の記事は、基本情報下に掲載!

基本情報

当院は静岡市の不妊治療・不育症治療施設の中で最も古い歴史を持ちます。その強みは、医療現場スタッフの知識・技術はもちろんのこと、10年を超える当院の歴史の中で蓄積された診療情報とそれを支える人材です。患者さんがお持ちの背景は千差万別です。治療法の考え方も多くの種類があります。多種多様な不妊治療・不育症治療診察の現場の中で、種々の決定の指針となるのは、これまでの蓄積してきた経験(診療情報)です。静岡中部で最も古い歴史を持つ当院は最もその経験を持ち、尚且つその経験を取り出し活用しやすい環境を整えているクリニックと言えます。

診療情報を記録するにあたり、開院当初は”紙カルテ”を使用していました。パソコンに集中する必要がなく、患者さんに向き合い易いなど良い面もありましたが、治療の効果や方針の検討など、振り返りをして、治療に活かすには莫大な時間を要していました。開院後、数年が経過した後に診療情報の電子化に着手し、現在も日々改良を行っています。データ化されたデータは、定期的に開催されるプロトコル委員会で検討し、日々の診察に活かしています。

また、データベースの管理や診療情報の管理には、専任のエンジニアや研究員を置き対応しています。これら診療データと人材は、当院を選択していただく患者さんに最も評価いただいている “高い技術力” や “先端技術” 当院の裏側から支えており、静岡市中部地区で不妊治療・不育症治療を行うのではれば、当院を選んでいただける根拠になると考えます。

経験(診療情報やデータ)を根拠にすることは大切ですが、当院の治療方針の説明を聴いて決めるのはあくまで患者さんです。患者さんが理解・納得して治療に進めるよう、お手伝いいたします。

診療科

婦人科
不妊治療
男性不妊外来
遺伝カウンセリング外来
メンタルヘルス外来
体質改善外来
漢方外来

基本診療時間

診療時間
9:00~13:30××
14:30~18:00××××

※:木曜は17:00まで

休診日

日曜・祝日

住所・連絡先

画一的な治療ではなく、お一人お一人にあった治療の選択をします。

特に体外受精、顕微授精の際のプロトコールにはたくさんのバリエーションがあり、 それぞれにメリット、デメリットがあります。 卵巣機能、年齢、治療歴などを考慮し、最も効果的と思われる治療法を選択し、ご提案していきます。

治療に関するメリット、デメリット、妊娠率などを説明し、理解納得いただいた上で治療方針を決めていきます。

不妊治療は、残念ながらすべての方が1回で妊娠に到達できる治療ではないという現実があります。タイミング、人工授精(AIH)、体外受精(IVF)、顕微授精(ICSI)を希望された場合の期待率(妊娠率)を、考えられる原因や過去のデータ等を元にご説明します。奥様だけでなく、ご主人様にも納得していただいた上で治療方針を決めていきましょう。

自然妊娠を目指した一般不妊治療にも力を入れています。

当院ではタイミング療法や人工授精で妊娠される方も大勢いらっしゃいます。すべての方がすぐに体外受精というのではなく、自然妊娠の可能性があると思われる方については一般不妊治療から進めていきます。当院で採用している子宮鏡検査(腫瘍外来)・卵管鏡下卵管形成術(FT)は、不妊症の原因が卵管因子の場合は、手術によって自然な妊娠が期待できる可能性があります。詳しくは、卵管鏡下卵管形成術:FTのページをご覧ください。
 

ベストな条件で治療に臨めるよう、治療時期、治療計画を立てていきます。

月経周期によって良い卵が育ってくる時と、そうでない時があります。できるだけ良い条件のもとで治療を開始することが妊娠への近道です。長期の不妊治療で卵巣が疲れている方は休薬をしつつ、卵巣機能の回復を待つ必要があります。
 

妊娠しやすい体質づくりを目指し、生活習慣指導にも力を入れています。

浜松医科大学産婦人科金山教授による専門的な知見からのアドバイスを受けられる体質改善外来や、東洋医学的観点から体質改善を目指す漢方外来、鍼灸治療も提供しております。また、生活習慣を改善していただくための日々のサポートを看護師師・栄養士が行います。

安全な妊娠・分娩・出産をサポートします

高齢で出産を迎えるなど、不妊治療はハイリスク妊娠(妊婦・胎児に重大な予後が予想される状態)になりやすいという現状があります。単に妊娠することを目標とするのではなく、腫瘍外来による子宮筋腫や内膜症などの合併症の評価や治療、総合病院や出産施設を含めた地域の他施設との連携を密にすることで、安全な妊娠・分娩・出産を実現するという所まで視野に入れて患者様をサポートします。

皆様のちょっとした心配や悩みを、クリニックスタッフがサポートできる環境作りを目指します。

不妊カウンセラーや不妊コーディネーター、生殖医療相談士の資格を持つ看護師・培養士・鍼灸師はもちろんのこと、他の看護師も一丸となって皆様の不安や悩みをうかがう体制を作っております。カウンセリングの時間以外にも個別でお話をうかがう時間を随時設けております。ぜひご利用ください。

俵史子 院長プロフィール

俵史子 院長略歴
当クリニックは不妊治療を専門としております。
開院以来、約3年間で1000組以上のお子様に恵まれないご夫婦に妊娠が成立し、当院を卒業されました。妊娠までの道のりは様々ですが、最後は皆様最高の笑顔で卒業されておられます。その喜びを共感させていただけることが、私達にとってもさらなる糧となり、生きがいとなっております。

当院での不妊治療の特徴は、「納得・理解して進む治療」そして「オーダーメードの治療」です。10年以上不妊症の患者様に携わり、多くの実績を重ねてきた経験から、妊娠に近づく第1歩は患者様と医療側の信頼関係だと確信しております。

妊娠したいという強い気持ちを持ち、私共を信じて治療を受けていただくことが、いい結果に繋がる近道と考えます。そのためには、日々の通院で疑問や不安を残さずに、十分納得しながら進まれる必要があります。当院では医師による診察の他、皆様の理解を深めていただくために十分な知識と経験を持ったスタッフがサポートをしております看護師や培養士等も医師と同じレベルで患者様に治療内容の説明や情報提供が行えるような体制を整えておりますので、ご安心してお気軽に声をかけて下さい。

オーダーメードの治療とは、画一的な治療にとどまらず個々に応じた治療を選択していくということです。原因、年齢、治療歴など、皆様それぞれに不妊治療を受けられる際の条件、背景は異なります。当然のことながら、その方に適した治療も異なるため、多くの治療法を熟知し適切に選択できることが不妊治療に携わる者として必要不可欠と考えます。
心や体への負担を最低限に抑えつつ、最大の効果が得られるようお一人おひとりにあった治療を選択していきたいと思っております。

初めて受診しようとされる方にとっては、不安や緊張の中でお越しいただくことも多いと思います。
前向きな気持ちで妊娠に向けた大きな一歩を踏み出していただくために、そして一人でも多くの方にお子様を授かっていただくために、私たちは全力で皆様をサポートすることをお約束いたします。

浜松医科大学臨床教授
日本産婦人科学会専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医・生殖医療指導医
臨床遺伝専門医
日本生殖医学会 代議員
日本受精着床学会 評議員
東海不妊内分泌研究会 世話人
東海ARTカンファレンス 世話人
静岡生殖医療研究会 世話人

■所属学会
・日本産科婦人科学会
・日本生殖医学会
・日本受精着床学会
・日本卵子学会
・日本IVF学会
・日本遺伝カウンセリング学会
・日本人類遺伝学会
・日本女性医学会

■経 歴
浜松医科大学医学部卒
平成8年~ 産婦人科・麻酔科研修後、産婦人科医として総合病院に勤務。
平成12年~ 静岡厚生病院 不妊治療担当。
平成15年~ 愛知県豊田市 竹内病院トヨタ不妊センター勤務。
平成16年~ 竹内病院トヨタ不妊センター所長に就任。
      年間500~600件の体外受精・顕微授精に携わる。
平成19年9月 俵史子IVFクリニック開院
平成22年4月 国立大学法人 浜松医科大学 臨床講師に就任。
平成24年3月 医療法人社団 俵IVFクリニックを設立
平成28年8月 日本受精着床学会 評議員に就任
令和元年4月 国立大学法人 浜松医科大学 臨床教授に就任
令和2年4月 日本生殖医学会 代議員に就任

不妊治療の進め方 俵史子先生が解説! 不妊治療のいろはVol.4(最終回)

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不妊治療の進め方 俵史子先生が解説! 不妊治療のいろはVol.3

ひと通りの検査が終わり、次はいよいよ治療がスタート。 不妊治療にはどんな方法があって、それぞれどれくらいの期間受けるの? 俵IVFクリニック 俵 史子 先生 2007年静岡市に不妊治療専門施設を開業。国立大学法人浜松医科大学に生殖周産期医学講座(寄附講座)を開設し、新たな精子検査法の開発や、妊娠・出 […]

初めに行う二人の検査 俵史子先生が解説! 不妊治療のいろはVol.2

不妊に関する検査はいつ受けたらいい? 検査ではどんなことを調べるの? 俵IVFクリニック 俵 史子 先生 2007年静岡市に不妊治療専門施設を開業。国立大学法人浜松医科大学に生殖周産期医学講座(寄附講座)を開設し、新たな精子検査法の開発や、妊娠・出産がより安全なものになるための不妊治療の研究も行って […]

EndomeTRIO(エンドメトリオ)検査のタイミング

人工授精後、体外受精2回で授からず。 TRIO検査を受けるべき? 相談者 : けいちゃんさん(39歳)出産経験はあり、昨年春から不妊治療開始。人工授精3 回、体外受精2回で未だ授かりません。体外受精で戻した胚は1 回目が4AA、2 回目は5AA で妊娠しましたが、5 週で化学流産。残っている胚は3A […]

【Q&A】どうすればよかったのか。~俵史子先生

星屑さん(36歳) 36歳です。一年前に自然妊娠後、稽留流産。吸引にて処置。再度自然妊娠(検査薬陽性)化学流産の診断。 クリニック受診、1月から体外受精開始。不育症を勝手に疑って希望して検査は問題なし(遺伝子以外)。 妊娠流してるから不妊検査は不要でしょう、とのことで治療するなら体外受精と言われて開 […]

【Q&A】着床障害について~俵史子先生

ふくまるさん(37歳) 29才の時に乳がんになり、その時8個の受精卵を凍結しました。 その後、抗がん剤、ホルモン療法を行って、一旦治療をお休みして33歳から体外受精を始めて現在37歳です。 33歳ですぐ凍結受精卵を移植しましたが、2回胎嚢確認できましたがダメでした。 担当の先生から「採卵して移植を繰 […]

【Q&A】PGT-A、スパームセパレーターについて~俵史子先生

セナさん(43歳) PGT-Aのリスクの確率はどれくらいですか? スパームセパレーターはオススメですか? いずれも卵への損傷リスクや心疾患の可能性の心配があり、体外受精を希望していますが、顕微授精の方が良いのでしょうか? 俵史子先生にお伺いしました。 俵IVFクリニック 俵 史子 先生 2007年静 […]

【Q&A】自然周期とホルモン補充周期の着床の窓~俵先生

にむさん(34歳) 自然周期とホルモン補充周期の着床の窓に差はありますか? 34歳、治療歴2年です。1年前に人工授精にて妊娠歴はありますが、11週で流産しています。 胎児の染色体異常はありませんでした。その後4回人工授精しましたが陰性のため、転院。 現在は体外受精で、移植3回行いましたが結果が出ませ […]

【Q&A】胚移植後の出血~俵史子先生

うーちゃんさん(43歳) ホルモン補充で二段階移植をしました。 胚盤胞を入れて4日後から生理並みに4日間ほど出血がありました。 これは、妊娠の可能性はゼロだなと思い、すぐに自己判断で薬をやめましたが、主治医の先生から続けてくださいと言われたので続けました。 薬を飲み続ける必要はあったのでしょうか? […]

【Q&A】胚移植が成~俵先生

めぞっこさん(35歳) PCOS、薬を飲まないと生理がこないレベルの重度の排卵障害です。 31歳の時に体外受精を実施、6つ胚盤胞ができ、うち一つ(4AC)を戻して妊娠、32歳で出産しました。 34歳から治療を再開、凍結胚移植を3回実施しましたが、なかなか妊娠できません。 2回不成功後(4BB2回、う […]

>全記事、不妊治療専門医による医師監修

全記事、不妊治療専門医による医師監修

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