【Q&A】低AMH。保険治療か保険外での貯卵か~田中宏明 先生

田中先生に聞いてみました。

ノア・ウィメンズクリニック 田中 宏明 先生
聖マリアンナ医科大学卒業。慶應義塾大学病院、東京歯科大学市川総合病院リプロダクションセンター、海老名総合病院などで約25 年間にわたり不妊と周産期医療に携わる。2018年、ノア・ウィメンズクリニック院長に就任。一人ひとりの生き方に配慮した、オンリーワンの診療に努める。医学博士(大阪医科大学)、日本産科婦人科学会認定専門医。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
ゆたぽんさん (27歳)  
1人目不妊です。
去年10月頃、26歳にしてAMH0.32と診断されました。
2人目を考えると、貯卵をしたい気持ちが大きいのですが、保険適用の治療を選択したくて悩んでいます。
私のような場合、何度か保険適用外の採卵のみをして、貯卵した方が良いのでしょうか。
現在通っているクリニックで顕微授精をおこなっています。
過去2回採卵経験、4月の保険適用後の保険での3回目の採卵をして2個凍結、5/31に4AAの胚を戻したところです。
保険適用での治療では、4月に採卵した卵を使いきらないと次の採卵ができません。
しかし、現在お腹に戻した胚は保険適用前に採卵した胚なので、まだ2回移植しないと次の採卵ができません。
グレードの良い胚を戻してもらったのですが、2人目を考えると貯卵をしたい気持ちがあり、保険適用の治療を選択したものの、今、悩んでいます。
主治医にも「年齢的にまだ20代で卵子の質は悪くない」と言っていただけているのですが、
何度か保険適用外の採卵のみをして、貯卵した方が良いのでしょうか。
なお、一度の採卵で平均3個取れて、現在3個凍結胚があり、グレードは4AAと4BAです。
現在凍結している胚が良好胚のため、胚移植をしてからその後のことを考えてもよろしいのではないでしょうか。
>全記事、不妊治療専門医による医師監修

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