高プロラクチン血症による化学流産や着床障害について~山下先生

化学流産…辛いものです。

その結果が、高プロラクチン血症によるものではないか?という質問に、山下先生がお答えくださいました。

二度と、同じ思いをしないためにも、参考にしてください。

 

山下正紀先生(山下レディースクリニック)奈良県立医科大学を卒業し、京都大学産婦人科に入局、舞鶴市民病院産婦人科医長に着任。オーストラリア・アデレード大学で体外受精の基礎から研鑚を積む。同年 舞鶴市民病院にて近畿初のGIFT法による妊娠に成功引き続いて体外受精にも成功し同院の生殖医療を確立。97年神戸三宮に山下レディースクリニックを開設。04年現所在地(神戸三宮 磯上通)にクリニックを移転

ピヨさん(29歳)宮関連の既往歴
子宮筋腫2019年9月開腹術にてL玉子サイズ強の筋腫核1つ切除(粘膜下と筋層の境目と聞いています)
上記手術の際、両側にチョコレート嚢胞発見→焼いた→現クリニックにて両側再発確認軽い内膜症があると2.3年前から言われている
4月にアンタゴニスト法にて採卵
採卵数19個→体外・顕微授精にて5日胚盤胞4個/6日胚盤胞1個/前核期4個凍結
6月に5日胚盤胞を1個移植(グレード4AA)
判定日検査薬に、ぱっと見わからないほどの線
血中HCG7.7mIU/ml TSH1.46
1週間後の再判定で血中HCG0.5以下となり生化学的妊娠と診断されました。

ここで気になることがあります。それは高プロラクチン血症についてです。
現在のクリニックでは通い始めのころ1度だけ検査をしました。
その際の値は、37.8ng/mlでした。
医師からは、「少し高いけど問題ない。生理不順もあるけれど、30-45日周期程度なら治療しなくてもいい」と言われました。
同時期に行った負荷テストでは、FSH(負荷後)13.3 LH(負荷後)31.0 FSH 7.9 LH 6.3 でした。

今回、初めての移植が化学流産となってしまったことで正直ショックで、なんでなんだろうと考えたところ、この高プロラクチン血症たどり着きました。

今のクリニックでは、「高プロラクチン血症と不育症が話題になったのは昔の話で今はそんなこと考えている医師はいない。」という考え方で、治療はしてもらえなさそうです。

この私の値で、化学流産の原因が高プロラクチン血症である可能性はないのでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご回答いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

4AAの胚盤胞の移植の結果が極めて軽度のhCG上昇のみで終わってしまったこと、本当に残念なことでお気持ちお察しいたします。

何とか原因を知りたいものです。ただ着床に関しては今だ解明道半ばです。4AAであっても胚自体の原因がある可能性もあります。内膜自体の問題や免疫的な問題の可能性もあるかもしれません。

その中でプロラクチン値は主治医の先生のお考え通り、私もあまり重要だとは考えておりません。

主治医の先生と次の移植に向けてよく相談いたしましょう。

次の移植ではうまくいくといいですね。

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