【Q&A】初めての体外受精での流産後の移植計画について〜松原 寛和先生【医師監修】

おもちさん(29歳)

妻29歳、夫32歳です。
原因不明で2年半ほど不妊治療をしております。

初めての体外受精で初めて妊娠陽性となりました。
6週の時点で赤ちゃんが少し小さいと指摘され、7週の時点で心拍確認できませんでした。8週の時点で変わらなければ流産の診断を受ける予定です。

残り2つの胚盤胞と1つの初期胚があります。
今回移植した胚盤胞は4BCと一番グレードが高く、このまま次の凍結胚移植に進むべきか、より質の高い胚盤胞を作るために採卵したほうがいいのか悩んでいます。
なるべく早く妊娠、出産を目指したいことが本音です。

以前見た動画で、一度の採卵でも赤ちゃんになる胚は1つか2つしかないことが多いと知りました。
今回の卵がたまたま赤ちゃんにならないものであっただけで、残りのグレードが低い胚盤胞でも妊娠・出産できる可能性は高いでしょうか?

また、15個も採卵できたにも関わらず、胚盤胞が3個しか作れなかったことはどのような原因が考えられますでしょうか?
体質の改善や、治療での改善が可能であればご教示いただきたいです。

操レディスホスピタルの松原 寛和先生に伺いました。

【医師監修】操レディスホスピタル 松原 寛和 先生
名古屋市立大学卒業。操レディスホスピタルでは、生殖医療部門の統括部長として、主に不妊治療を担当。医学博士。日本産科婦人科学会専門医・指導医。日本生殖医学会 生殖医療専門医。

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

初めての体外受精で妊娠が確認され、おめでとうございます。心拍確認ができなかったことは非常に辛い状況であることと思いますが、8週目の診断結果を待つことが重要です。

1. 残りの凍結胚の妊娠可能性についてですが、胚のグレードは一つの指標ですが、3BCや初期胚でも妊娠・出産が可能です。一度の移植での成功には運も関係しますので、可能性を信じて移植を考えることも良いかと思います。

2. 採卵数に対して胚盤胞数が少ない原因としては、卵の質や精子との受精過程、培養環境などが関与することがあります。

3. より質の高い胚を作るためには、誘発方法の見直し(排卵誘発剤の種類と量、排卵抑制の方法、トリガーの種類と時間など)、サプリメントの摂取(メラトニン、DHEAなど)、生活習慣の改善を検討することが重要です。主治医と相談し、あなたに合った方法を見つけることが大切です。

4. 体質改善に関しては、栄養バランスの取れた食事や適度な運動(ウォーキングやヨガなど)、十分な睡眠が基本となります。ラクトバチルス、葉酸、ビタミンDのサプリはそのまま継続することをお勧めします。

5. 次の治療ステップについては、残りの凍結胚の移植を試みることも一つの選択肢です。新たな採卵を行うかどうかは、主治医とよく相談されると良いでしょう。

つらい時期かと思いますが、主治医と相談しながら体調を整えて、治療を進めることをお勧めします。

>全記事、不妊治療専門医による医師監修

全記事、不妊治療専門医による医師監修

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