2人目不妊で治療中。今後の方針は?

まな0227 さん(36 歳)2人目不妊でタイミング法を1年するも授かれず、人工授精もダメでした。凍結精子を用いて体外受精顕微授精にステップアップしても失敗。免疫検査など不育症関連の検査をして万全の状態で移植しても結果が出ません。今後、どのような治療をするべきですか?
かしわざき産婦人科 柏崎 祐士 先生 京都府立医科大学医学部卒業。2000 年まで日本大学板橋病院で主に不妊治療に従事し、その間、米国エール大学医学部産婦人科で研修。その後、「かしわざき産婦人科」副院長に。日本生殖医学会生殖医療専門医、日本産科婦人科内視鏡学会認定医。
柏崎先生●1人目出産から時間が経つほど卵子の老化が進みます。それが2人目不妊の大きな原因の一つですが、まな0227 さんは化学的流産をしているので着床したのは間違いなく、良好胚盤胞もできています。凍結精子も妊娠率や流産率に影響はないので、いい卵に巡り合うまで根気強く今の治療を続ければ、可能性は十分あると思います。ただし、その間に保険適用の回数の上限に達することも考えられます。自費にはなりますが、PGT-A で染色体異常のない受精卵を移植することで回数を節約するという方法も、選択肢の一つになるでしょう。
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