さやぼーさん (30歳)  
私(看護師・夜勤あり)は10月に31歳、旦那(介護士・夜勤なし)は8月に32歳になり、結婚5年目です。
2019年に妊娠しましたが、残念ながら稽留流産となりました。
その後、なかなか妊娠できず受診したら子宮内膜症と診断され、卵管造影検査をしましたが、
癒着もなく手術は必要はないと言われました。
タイミングをとっていましたが、なかなか妊娠できずクリニックを変えてみたところ、2021年には甲状腺機能低下症と診断され、現在内服中です。
そして数日前の受診にて、子宮内膜症が悪化していると言われました。
癒着してるし、チョコレート嚢胞だということで、採血の結果次第では手術になると言われました。
結果は8/3以降になります。
やはり1人の子供が欲しいので手術するべきだとは思いますが、いろいろと検索魔になって悩んだり落ち込んだりしています。
すでに上司には報告していますが、友達など周りに相談などができないので、長文になりましたが、相談させていただきました。
よろしくお願いいたします。
花みずきウィメンズクリニック吉祥寺
院長 矢野 直美 先生

東京大学医学部医学科、東京大学大学院医学系 研究科博士課程卒業。武蔵野赤十字病院、帝京 大学医学部附属溝口病院、東京都老人医療セン ター、池下レディースチャイルドクリニック、池下 レディースクリニック広小路勤務を経て、2009年、 池下レディースクリニック吉祥寺院長に就任。体 外受精はすべて院長が担当。少数精鋭のスタッフ で、一人ひとり丁寧に診ることを心掛けている。
2022年7月より名称が「花みずきウィメンズクリニック吉祥寺」に改称。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
子宮内膜症は、エストロゲン依存性に進行し、様々な理由で不妊症の原因となります。
治療薬は排卵を抑える作用のものとなり、投薬中は自然妊娠の可能性がなくなります。

手術により内膜症組織を除去し、癒着剥離をする事で一時的に自然妊娠する確率が上がります。

しかし、すぐに妊娠に至らないと比較的短期間に再発します。
また嚢腫を摘出した影響で、卵子数が減少するリスクがあります。

子宮内膜症性嚢胞を手術する必要があるのは、

①癌化の疑いがある
②破裂のリスクがある場合です。
30代の方の場合、画像上明らかに癌化が疑われるのでなければ、極力手術をせずに不妊治療を継続したいところです。

子宮内膜症合併不妊の方の治療の選択肢として次のような方法があります。
子宮内膜症の治療にも使用されるプロゲスチン製剤を投与しながら排卵誘発をする方法で体外受精をし、一旦胚凍結をします。

良好胚が得られたら、そのまま引き続きホルモン補充周期で融解胚移植を行うこともできます。
プロゲスチン製剤を併用した排卵誘発は、子宮内膜症がない不妊症のかたの体外受精でも、全胚凍結を前提によく選択されている方法です。
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全記事、不妊治療専門医による医師監修

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