難しい用語がいろいろと出てくる不妊治療の現場。

治療でよく聞く用語だけど、あまり正確に知らないものも多いのでは?

勘違いや思い込みを防ぐためにもしっかり確認しておきましょう。

クリニックの先生に用語の解説をしていただきました。

IVA

通常の排卵誘発の方法では反応しにくい、治療の難しいとされる早発卵巣不全(POF)の患者の卵巣に残っている原始卵胞を人工的に活性化させて発育を促し、卵子を得る方法です。

まず、腹腔鏡下で卵巣を摘出して、そこに卵胞が残っているか確認するための組織検査を行います。

残存卵胞を確認できたら卵巣組織を小さな断片にして、特殊な薬剤を用いて48時間培養します。

この組織を洗浄し、腹腔鏡下で再び体内の卵管の近くに移植します。

この場所は腟から行う超音波検査で卵胞の発育状態を観察しやすく、成熟卵胞から採卵しやすいというメリットがあるからです。

移植後は黄体化ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、エストラジオール(E2)の検査と経腟超音波検査を約2週間ごとに行い、卵胞の発育状態を調べます。

成熟卵胞まで育ったら採卵し、成熟卵子が得られれば、体外受精あるいは顕微授精を行います。

胚は凍結保存し、ホルモン補充周期で子宮環境を整えたのち戻します。

また、一般化された方法ではないため、ごく一部の限られた施設でしか実施できません。

石塚 文平先生

石塚 文平先生 昭和大学医学部卒業。聖マリアンナ医科大学で名誉教授を務め、現在は聖マリアンナ医科大学特任教授、顧問医。早発閉経治療のリーダーとして同大で研究・治療を担当。東京・世田谷区のローズレディースクリニックの院長も務めており、同施設は産婦人科から不妊治療専門クリニックとして2014年4月にリニューアルオープン。
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