【用語集】亜鉛【医師監修】

難しい用語がいろいろと出てくる不妊治療の現場。

治療でよく聞く用語だけど、あまり正確に知らないものも多いのでは?

勘違いや思い込みを防ぐためにもしっかり確認しておきましょう。

クリニックの先生に用語の解説をしていただきました。

亜鉛

摂取基準(推奨量):成人男性 10mg/ 日、女性 8mg/ 日、 妊婦10mg/日、授乳婦11mg/日。

人間の体に必須の微量ミネラルの一つです。筋肉や骨を中 心に、皮膚や肝臓、膵臓などの多くの臓器に存在し、300種 類以上の酵素の構成要素として、幅広い生理作用に関与して います。また、たんぱく質の再合成やDNAの合成にも欠か せないため、胎児や乳児の発育や生命維持に重要な役割を果 たしています。ほかにも新しい細胞がつくられる組織や器官 では必須のミネラルです。

そのため、亜鉛が不足すると味覚障害や口内炎、皮膚炎、 脱毛、食欲低下などを起こす可能性があります。また傷の治 癒が遅れたり、免疫力の低下をきたし、感染症にかかりやす くなったりもします。

性腺機能にも影響を及ぼすため、女性では月経不順、男性 では精子数の減少や性欲の減退などが現れることがあります。

京野 廣一 先生

【医師監修】京野 廣一 先生 福島県立医科大学卒業後、東北大学医学部産科婦人科学教室 入局。1983年、チームの一員として日本初の体外受精に よる妊娠出産に成功。2007年、京野アートクリニック(仙 台市青葉区)、2012 年、京野アートクリニック高輪(東京 都港区)開院、2016年日本卵巣凍結保存センターを設立。
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