【用語集】ヒアルロン酸胚移植用培養液(エンブリオグルー)

難しい用語がいろいろと出てくる不妊治療の現場。

治療でよく聞く用語だけど、あまり正確に知らないものも多いのでは?

勘違いや思い込みを防ぐためにもしっかり確認しておきましょう。

クリニックの先生に用語の解説をしていただきました。

ヒアルロン酸胚移植用培養液(エンブリオグルー)

胚移植時に子宮内膜への着床を促すといわれている、ヒアルロン酸を豊富に含んだ培養液です。

現在国内で販売されているものにEmbryoGlueⓇ(エンブリオグルー)があります。

ヒアルロン酸は粘着性のある多糖類で、卵胞や子宮内膜にもともと存在することが確認されています。

ヒアルロン酸は受精卵の着床を助けたり、保護する働きがあるといわれています。

そこで胚移植時に使用する培養液にヒアルロン酸を加えて、胚の着床を期待するものです。

この培養液の使用により、胚盤胞の生存率の上昇、着床率の増加、43歳以下での妊娠率の上昇や流産率の低下が報告されています。

田口 早桐 先生

田口 早桐 先生   川崎医科大学卒業、兵庫医科大学大学院修了。兵庫医科大学病院、府中病院を経て、大阪・東京で展開する医療法人オーク会にて不妊治療を専門に診療にあたっている。近著に、『ポジティブ妊活7つのルール』(主婦の友社)がある。
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