サトミさん(仮名)が妊活を意識し始めたのは約3年前のことでした 。結婚を機に、以前から気になっていた症状を調べるため、まず動いたのは夫のケンイチさん(仮名)でした 。
夫側の手術から始まった妊活
ケンイチさんは学生時代から自覚していた違和感を放置せず、自ら専門医を調べて受診 。男性不妊の原因となる精索静脈瘤が見つかり、2020年5月に手術を受けました 。術後、数値の改善が確認され、夫婦は自己流のタイミング法から妊活をスタートさせます 。
しかし、1年ほど経っても授からず、今度はケンイチさんの熱心なリサーチによって選ばれた不妊専門クリニックをサトミさんが受診することに 。
「私は元気だし問題ないだろう」と余裕を感じていたサトミさんでしたが、検査の結果、甲状腺機能低下症と低AMH(卵子残数の減少)が判明 。
「原因は私だったのか」と大きなショックを受けましたが、すぐに内科と並行して治療を開始しました 。
子宮外妊娠(異所性妊娠)、そして二度の流産という絶望
タイミング法と人工授精を各6回経験するも結果が出ず、体外受精へステップアップ 。初めての移植で陽性判定が出たものの、数値の伸びが鈍く、後に「腹膜への異所性妊娠」であることが判明します 。大学病院へ緊急搬送され、お腹を切る手術を受けるという壮絶な経験をしました 。
さらに、2回目の移植でも着床しましたが、心拍確認を待たずに出血し、2週間の緊急入院を経て流産 。
「周りの妊娠報告や、子供が生まれるドラマを見るのも辛かった」と、当時はどん底の精神状態でした 。
そんな彼女を支えたのは、神社巡りに連れ出し、常に「気楽に行こう」と声をかけ続けた夫の存在でした 。

※写真はイメージです
信頼できる医師との出会いと、双子の奇跡
その後、以前のクリニックの院長から代替わりしたK先生との出会いが転機となります 。親身に話を聞き、適切に誘導してくれるK先生との信頼関係が、折れかけていた心を繋ぎ止めました 。
「もう転院か、辞めるしかない」と思い詰めていた5回目の移植 。リスクを承知で2個の胚を移植した結果、二つとも着床 。切迫流産による2ヶ月の安静期間を乗り越え、無事に男女の双子を出産しました 。
迷っているなら、一歩踏み出して
振り返れば、1日1万歩のウォーキングやラクトフェリンの摂取など、自分たちにできることは全てやり切った日々でした 。
「不妊治療は出口が見えず本当に辛いけれど、一人で抱え込まず、時には周りに伝えながら肩の力を抜いてほしい」とサトミさんは語ります 。
現在は、夜泣きに追われる忙しくも幸せな毎日 。かつてジネコの読者プレゼントで当たった「妊活お出汁」の味を思い出しながら、授かった命の重みを噛み締めています。
| サトミさんの「ジネコ」活用方法 LINE登録をして情報を収集 。読者プレゼントの「妊活お出汁」に当選し、妊娠中もその美味しさに癒されたそうです 。卒業後、心に余裕ができたことで「次は誰かの力になりたい」と今回のインタビューに応えてくれました。 |