今年1月に7個採卵し、6個の成熟卵で体外受精を行いました。2個の受精卵を得ましたが、桑実胚までしか育てられませんでした。
移植はキャンセルされました。2月に再度採卵し、あまり刺激しなかったので採卵数は3個、すべて成熟卵子で顕微授精を行いました。
今度は分割胚で成長が止まったため、移植がキャンセルとなりました。
前回の受診では、先生にFT手術を勧められました。今後の治療は不透明です。ネットで調べたところ「低AMHかつ高齢の方にはFT手術を勧めない」という情報がありました。
そこで、第三者の観点からは、このタイミングでFT手術を受ける必要(メリット)がありますでしょうか?体外受精と顕微授精にチャレンジすることが優先でしょうか?先生なら、なかなか胚盤胞ができない中、どういう治療(アドバイス)をされますか?

【医師監修】いながきレディースクリニック 稲垣 誠 先生
1994 年、浜松医科大学医学部卒業。浜松医科大学医学部附属病院、鹿児島市立病院、聖隷沼津病院などで産婦人科医の経験を重ね、2012 年、不妊治療専門施設「いながきレディースクリニック」を開院。「お一人ひとりに寄り添いながら、それぞれの患者さまに合った最適な治療を心がけています」
●受精卵が桑実胚や分割胚で成長が止まり、
ご質問にもあるように、
●寧々さんに対して、この段階で FT手術を提案されたのはどのような理由が考えられますか?
FTをする目的は大きく2つあると思います。1つは閉鎖した卵管を開通させて自然妊娠の可能性を模索すること
●FT手術を行うことによるメリットやリスクについて教えてくださ
メリットは上述の通りです。
●胚盤胞がなかなかできない中で、
AMH値から考えればやはりARTが優先されると思います。