【Q&A】窓ズレとラクトバチルスの数値について~井上善先生【医師監修】

ありさん(37歳)

体外受精2回陰性でhcgの数値は着床もしていない数値でした。
そのためトリオ検査を勧められて実施した結果、ラクトバチルス77%、子宮内膜炎なし、窓ズレ検査はRNA物質のクオリティが低く無効となったため再検査になりました。
窓ズレ検査は意味ないと言う方もいますが、再検査するべきでしょうか?
またラクトバチルスはこの数値でも治療するべきでしょうか?

井上先生にお聞きしました。

【医師監修】井上 善仁 先生 昭和59年3月、九州大学医学部卒業。同年4月、九州大学医学部婦人科学産科学教室入局。平成20年4月、福岡大学病院准教授。平成28年7月に井上善レディースクリニックを開院。スタッフ一同が協力して良いクリニックを作っていき、一人でも多くの患者さんに満足していただけるよう努力している。

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

EMMA検査(子宮内フローラ)の検査でラクトバチルスが90%未満であればプロバイオティクスによる治療(通常はラクトフローラフォルテの腟内投与)を行った方が良いと思います。
ERA(着床の窓の検査)もやはり受けられた方が良いと思います。結果が出ない場合は再検査でも無料で行う事ができるはずです。確かに再検査はホルモン補充が必要でかつやや痛みを伴う内膜組織採取が必要ですから患者さんご本人にはかなり負担となるとは思いますが・・・。
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