自然周期での移植時期が心配

みー さん(39 歳)

ホルモン補充周期でERA 検査を実施し、「半日早い」との判定。6回移植するもうまくいかず、 初めて自然周期に挑戦します。「排卵+5 日」の移植ですが問題ないですか?

Noah ART Clinic 武蔵小杉 統括医師 久慈直昭 先生 
慶應義塾大学医学部卒。東京医科大学産婦人科学教授を経て、2023年5月より、Noah ART Clinic 武蔵小杉の統括医師に。生殖医療専門医・指導医。臨床遺伝専門医。
久慈先生●ホルモン補充周期の凍結融解胚移植は、黄体ホルモンの投与日から移植日を調整できます。自然周期は1〜2日おきしか超音波やホルモン検査ができないので、ご本人はいつ排卵したのかわかりにくいですね。自然周期とホルモン補充周期の妊娠率は変わらないとされています。また、自然周期は排卵後5日でも6日でも胚盤胞移植の妊娠率は変わらないというデータがあるので、心配しなくても大丈夫だと思います。ホルモン補充周期で結果が出ない場合は、自然周期にすると子宮内が着床しやすい環境に変わる可能性もあります。個人的には「着床の窓」を意識しなくても、子宮にはある程度調節する力があるのでないかと思っています。
<動画で解説!!>
「自然周期で『排卵+5 日』の移植に問題は」
「自然周期で着床しやすい環境になる可能性も」
>全記事、不妊治療専門医による医師監修

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