【Q&A】不妊治療における保険診療から自費診療への移行~浅田先生

komaさん (41歳)
40歳より顕微授精に着手し、これまで2回移植しました。
1回目は化学流産、2回目はわずかに着床という結果で、自費診療での凍結胚が5CC、保険診療での凍結胚が4CC、4ABという状況です。
直近の保険診療による採卵結果は以下ですが、このような場合、年齢的にすぐにでも自費診療で採卵し貯卵をしたほうがよいでしょうか?
また、できればPGT-Aも挑戦したいのですが、今後BB胚以上ができるのか自信がありません。
・1採卵周期で10~6個採卵のうち、成熟卵は半分程度しかとれない
・主人の所見も悪いため、6~3個顕微授精のうち、Cのつく胚盤胞が1〜2個(4BCや4CC)or初期胚しかできない
※直近は体外受精では7個採卵・6個顕微授精のうち、奇跡的に5日目4ABが1つできたがその他は2つ変性、3つは胚盤胞未達。
・毎回、採卵周期では卵巣が腫れてしまう。腹水も溜まってしまうことがあり、OHSSリスクが高い。

浅田先生に聞いてきました

浅田レディースクリニック 浅田義正 先生
名古屋大学医学部卒業。1993 年、米国初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精を研究。帰国後、日本初の精巣精子を用いた顕微授精による妊娠例を報告。現在、愛知県の名古屋駅前、勝川、東京・品川にクリニックを開院。著書に『不妊治療を考えたら読む本』(講談社)など多数。

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください

41歳で、AMHが1.2の方です。
ご質問の内容で気になるのは、「成熟卵は半分程度しか取れない」というコメントです。
成熟卵をちゃんと採る、というのが元々の卵巣刺激です。
それは医師の腕にかかっていますので、成熟卵がちゃんと採れないなら、クリニックを変え、医師を変えて、卵巣刺激をするというのが一番の方法と思います。
41歳で、AMHが1.2の方が、簡単に卵巣過激症候群(OHSS)になってしまうというのは考えにくいです。HCGという注射を高容量で打っているとか特殊なことをしている可能性もありますので、違った卵巣刺激を経験すれば、胚盤胞到達率も胚盤胞のグレードも変わるかもしれません。
卵を貯めておいた方がよい、というのはいつでも言えることです。
受精卵や卵子を採っておいて何も悪いことはありませんし、凍結したときに卵子の老化は止まりますので、2人目、3人目ということを考えるのならば、保存しておくという戦略になります。
卵を保存しておくというのは保険診療の発想にありませんので、凍結保存するなら自費となりますし、PGT-Aも自費で行わざるを得ないのが現状です。
自費で卵を凍結保存しPGT-Aを実施するというのは、妊娠までの期間を短くする、あるいは2人目のために意味のあることだと思います。
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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。