【Q&A】体外受精を再開すべきかどうか~井上先生

保険適用のニュースもあって、ステップアップするべきか悩むこともありますね。

保険適用に関する内容は、まだ確定していない部分が多いので、はっきり書くことが出来ませんが、医療的な見解から、ステップアップするべきか?井上先生に聞いてきました

井上 朋子先生  大阪大学医学部卒業。平成11年カリフォルニア大学サンフランシスコ校研究員勤務。IVFなんばクリニック勤務、副院長。平成26年 HORACグランフロント大阪クリニック勤務、副院長。医学生の頃、帝王切開術での出産シーンに感動し、産婦人科医になることを選択しました。命の誕生と家族の喜びに関わることのできるこの仕事が大好きです。分かりやすい説明と、温かい診療を心がけています。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

natsumeさん(40歳)

現在40歳、AMH0.7。1人目は36歳の時(平成29年)に人工授精4回目で出産しています。
子どもが1歳の頃から二人目の不妊治療開始。人工授精から始め、令和2年度体外にステップアップしました。
4回の体外受精をして、顕微授精も含め採卵数も少なく凍結胚2個。
2021年2月に4回目の体外受精をしていますが、8個採卵した中は1つのみ胚盤胞になり凍結。しかしグレードはD D1と悪く、5月に移植しましたが陰性。
令和3年度になって不妊鍼灸に通い、不妊治療は人工授精にステップダウンして現在も通院は続けています。
令和4年のこの春から不妊治療の保険制度が変わるのもあり、また体外をした方がよいのか、病院を変えるべきなのか迷っています。
春を待たずに体外を再開すべきかとも思いますが、金銭的な負担は大きく、結果も伴わなかった経験から躊躇しています。
でも2人目を諦められない状態です。
また、2022年4月からは不妊治療の保険適用の報道で、現段階でその適用範囲に年齢制限があり、40歳から43歳は3回までの適用と記載されていました。
これは体外受精から移植までをサイクルとした場合は適用であるならば、私はあと3回は保険適用範囲ということと思います。
なので、助成金のあるこの年度内にまだ体外にトライしたほうがいいのでしょうか。
報道内容は治療開始時となると不妊治療そのものを始めた時の年齢をさすので体外6回までが適用範囲になるのでしょうか。そのあたりが不明です。
ちなみに、助成金システムの所得制限が撤廃された際に、2021年2月体外受精-5月移植の治療は、助成金を初回申請して、助成金を頂きました。
その助成制度でいうとあと5回は申請できる範囲にいます。
不妊治療が保険適用されるようになるとこの助成制度はなくなるとのことで、迷っています。

女性の年齢があがると妊娠しにくくなることはご存じだと思います。胎生期にでき上った卵子は長い年月の間に数と質が低下していくからです。natsumeさんはAMH値が同年齢の方に比べてやや低下しているようですし、採卵数が少ないそうなので、卵子数の減少が進んでいると思われます。

お仕事のこと、経済的なことなどなかなか厳しい状況とは思いますが、本当にお二人目が欲しいのであれば、あまり悩みすぎて時間を無駄に過ごさない方が良いと思います。

検査上不妊原因が見つからなくても、40歳という年齢を考慮すると体外受精を行うことをお勧めします。

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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。