Piezo ICSI

難しい用語がいろいろと出てくる不妊治療の現場。

治療でよく聞く用語だけど、あまり正確に知らないものも多いのでは?

勘違いや思い込みを防ぐためにもしっかり確認しておきましょう。

クリニックの先生に用語の解説をしていただきました。

Piezo ICSI

顕微授精(ICSI)において、微細で高速の振動によって卵子に小さな穴を開け、細胞質内に精子を注入する方法です。

従来の方法は、固定した卵子に極細の針を差し込んで、卵細胞質内に精子を注入するものです。

そのため卵子への物理的負荷がかかり、脆弱な卵子では変性をきたす場合がありました。

そこで微細で高速な振動を発生させることができるピエゾドライブという特殊な装置と、先端が平らなピペットを結びつけることで、一瞬にして透明帯に小さな穴を開けることができるようになりました。

これにより細胞質がつぶれることもなく、細胞質膜を吸引せずに、細胞質内に精子を届けることができます。

卵子に与えるダメージが従来の方法より少ないので、これまでのICSIで卵子が変性して受精卵が得られないような方に向いています。

岡 親弘 先生

岡 親弘 先生 慶應義塾大学医学部卒、同大学産婦人科に入局。不妊症・不育症の研究治療を行い、ローズレディースクリニック等々力院長を経て、2000年12月不妊症専門クリニックである東京HARTクリニックを開業。
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