早発卵巣不全(POF)

難しい用語がいろいろと出てくる不妊治療の現場。

治療でよく聞く用語だけど、あまり正確に知らないものも多いのでは?

勘違いや思い込みを防ぐためにもしっかり確認しておきましょう。

クリニックの先生に用語の解説をしていただきました。

早発卵巣不全(POF)

40歳未満で、4~6カ月の無月経(続発性無月経)期間があり、ゴナドトロピン高値、エストロゲン低値を示す場合を早発卵巣不全といいます(日本産科婦人科学会)。

早い時期に卵胞が減少あるいはなくなっている状態のため、のぼせや発汗など更年期と似た症状を示します。

原因は不明のものが多くを示します。

甲状腺機能障害や 、糖尿病などの自己免疫疾患、ホルモン産生卵巣腫瘍、染色体異常などのほか、卵巣の手術、がん化学療法、放射線治療による被爆などが原因となることもあります。

原因がはっきりとしている場合にはそれに対する治療を行います。

不明の場合はホルモン補充療法により、骨粗鬆症や卵巣機能脱落症状を予防します。

加齢による閉経とは異なり、治療により卵巣機能が改善することもあるため、挙児を望まれる場合、カウフマン療法や、GnRHアゴニスト療法(GnRHアゴニスト+HMG-HCG)による排卵誘発が行われます。

妊娠に至るのは5~10%との報告があり、かなり難しい状況です。

さらに卵胞が枯渇している場合、妊娠はかなり困難といえます。

仲田 正之先生

仲田 正之先生 大学卒業後、静岡済生会総合病院産婦人科、名古屋大学付属病院産婦人科、静岡済生会総合病院産婦人科部長、山王病院リプロダクションセンターを経て平成25年8月より さくらウィメンズクリニック院長に就任。オーダーメイドな優しい診療を心掛けて行きたいと考えております。
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