卵管閉塞

卵管閉塞|不妊治療

難しい用語がいろいろと出てくる不妊治療の現場。治療でよく聞く用語だけど、あまり正確に知らないものも多いのでは?勘違いや思い込みを防ぐためにもしっかり確認しておきましょう。クリニックの先生に用語の解説をしていただきました。

卵管閉塞

卵管采でキャッチされた卵子が精子と出会う場所が卵管です。

ここで受精が行われ、卵割を繰り返しながら子宮へ向かって移動していきます。

生殖にとって大切な場である卵管が、卵管炎や子宮内膜症などで炎症が進行し、卵管の内側で癒着やひきつれが生じて、一部分がふさがった状態を卵管閉塞といいます。

卵子や精子がうまく通れないため、不妊の原因となります。

卵管炎のおもな原因はクラミジア、淋菌、大腸菌などの病原微生物の感染で、多くは性行為によるものです。

初期の段階ではあまり症状がないため、未治療のまま炎症が進行してしまった、あるいは繰り返し感染した場合などに癒着が生じるのです。

また炎症による滲出物が溜まった袋状のもの(卵管留水腫)も卵管を詰まらせます。

カテーテルを卵管内に入れ中の癒着を取り除きます(卵管鏡下卵管形成術)。

閉塞部位や癒着の程度と年齢により、卵管切除や形成術をすることもあります。

中村 はるね先生

中村 はるね先生 金沢医科大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院分院産婦人科医などを経て虎ノ門病院産婦人科委託医として不妊症医療に携わる。1995年クリニックを開設、1998年に現クリニックの名称に改め、移転。「1人でも多くの方に赤ちゃんが授かるように努力しています」
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