【Q&A】ストレスとの向き合い方~井上善先生【医師監修】

ゆりさん(39歳)

ストレスがあったりで、なかなか内膜が厚くならず妊娠しないのかと思っています。
発散方法が自分でまだ良く分かっていないのですが、どうしたらいいものなのでしょうか?
リラックスしてるつもりでも、どこか自分でストレスを抱えてしまっているように思います。

井上先生にお聞きしました。

【医師監修】井上 善仁 先生 昭和59年3月、九州大学医学部卒業。同年4月、九州大学医学部婦人科学産科学教室入局。平成20年4月、福岡大学病院准教授。平成28年7月に井上善レディースクリニックを開院。スタッフ一同が協力して良いクリニックを作っていき、一人でも多くの患者さんに満足していただけるよう努力している。

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

原因を探るために受けるべき検査について教えてください

ストレスは大きな問題であると思います。しかしストレスと不妊の直接的関連を評価する検査等はないと思います。ストレスを評価する評価表がありますが、産婦人科でそれを準備しているところはあまりないのではないかと思います。

妊活中に推奨するサプリを教えてください

サプリとしては葉酸を中心としてビタミンDやその他のビタミンを含むものをお勧めします。

専門クリニックへの転院やステップアップのタイミングについて教えてください

人工授精を受けておられるとのことですが、どのくらい人工授精を続けるかを決めるにあたってAMHの値は重要です。今年6月からは一般不妊治療のみを行っているクリニックでも保険でAMHが測定可能ですので、まず検査されることをお勧めします。AMHが低値であれば人工授精3周期程度で、AMHが正常なら6周期程度を目安に生殖補助医療を行っている施設への転院をお考え下さい。

今後の妊活の進め方についてアドバイスをお願いします

ストレスに向き合う事はなかなか難しいですね。できれば治療にのめり込む事は避けて、あまり焦らず何か趣味などで治療から心を解放する時間を持つことや、たとえば人工授精を受けた日は美味しいものでも食べて自分にご褒美をあげるとか、やってみてはどうでしょうか?
SNS等でいつも不妊の情報を探し回ることは絶対にやらない方が良いです。
>全記事、不妊治療専門医による医師監修

全記事、不妊治療専門医による医師監修

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