【Q&A】結婚5年目、夫婦生活に悩んでいます。~高橋敬一先生【医師監修】

みかんみかんさん(37歳)

子どもが欲しいのに出来ません。親や親戚から無言の圧を掛けられています。肥満以外は特に健康上問題無いのですが、不妊治療に通っていても結果が出ません。結婚して5年目になりますが、夜の夫婦生活に悩んでいます。主人のことを男として見れず、喧嘩する事も多くて時々離婚話にもなります。夜の夫婦生活も少なく、主人の不規則な仕事で体力がもたずに途中で寝てしまうことも多いです。今はタイミング療法を主にして誕生日を境にステップアップする予定ですが、数ヶ月後には誕生日を迎えてしまいます。
同時期や後から結婚した友達や知り合いが先に妊娠・出産すると素直に喜べません。こんな私はやはりダメですか?

高橋敬一先生にお伺いしました。

【医師監修】高橋ウイメンズクリニック 高橋 敬一 先生
金沢大学医学部卒業。国立病院医療センター(現・国立国際医療研究センター)、虎の門病院を経て米国ワシントン大学に留学。1996年虎の門病院に復帰した後、1999年千葉市に不妊治療専門『高橋ウイメンズクリニック』を開院。2014年ベストドクター認定(ベストドクターズ社)。2022年10月に開院から累計で妊娠2万例を達成する。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください

ご本人のコメント拝見いたしました。夫婦生活と不妊症の、悩みが二つあるとの理解でよろしいでしょうか。

1)ご主人との夫婦生活に関しては、ご主人にはバイアグラ・レビトラなどの薬を考えてみてはいかがでしょうか。

最近は、1か月で4錠、保険で処方可能ですよ。また、体力に関しては、タンパク質を多くとり、高濃度のマルチビタミンなども使用してみて下さい。

2)不妊症治療に関しては、タイミング療法で1~2年たっているので、今後は積極的な不妊治療が必要です。

体重は減量が必要です。今の体重では、一般的には妊娠・出産が危険な状況です。通常の考えでは妊娠は許可されないでしょう。すぐに、糖尿病検査、血圧、コレステロールなどの検査が必要です。多嚢胞性卵巣症候群の体質は、体質であり完治はしません。しかし肥満で悪化します。したがって軽減するには減量が必要なのです。

不妊治療としては、多嚢胞性卵巣症候群は大きな問題ではありません。排卵誘発剤の使用で不妊治療をおこなう事は可能です。むしろ、今の体重の方が問題であり、このままでは不妊治療をおこなうことが困難なのです。ホルモン検査、子宮卵管造影検査、子宮鏡は1か月で済みます。その後は、排卵誘発剤と人工授精が考えられます。また年齢を考慮すると、体外受精も考えてよいでしょう。ただし、これらの治療は減量することが必要なのですね。

年齢も考えるとすぐに積極的な不妊治療が必要ですが、同時に減量もすぐに開始することをお勧めいたします。

>全記事、不妊治療専門医による医師監修

全記事、不妊治療専門医による医師監修

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