【Q&A】ERA検査~向田先生【医師監修】

さーさん(45歳)

45才です。4年前にtrio検査をしました。エマ、アリス問題なし。エラは自然周期の検査でした。ズレなしの結果でした。その後自然周期で4AB胚盤胞を移植し妊娠するも稽留流産をしました。その後も自然周期移植を何回も繰り返しましたが着床せず。
この度、PGT-Aで正常胚が2個あります。ホルモン補充期での移植を考えています。自然周期ではエラ検査ではズレがない検査はホルモン補充期でもズレなしで大丈夫なのでしょうか?再度ホルモン補充期でのエラ検査をした方が良いでしょうか?
またCD138検査をした方が良いでしょうか?通っている病院では、自然周期でもエラ検査でズレがなければ、ホルモン周期でも問題ないといわれました。またCD138についても子宮鏡で問題なければ検査の必要はないといわれました。先生のご意見をうかがいたいです。宜しくお願いいたします。

広島HARTクリニックの向田哲規先生に伺いました。

【医師監修】広ク 向田哲 先生 高知医科大学卒業。同大学婦人科医局に入り、不妊治療・体外受精を専門 にするため、1988年アメリカ・マイアミ大学生殖医療体外受精プログラムに在 籍。1990年から5年間NY・NJ州のダイヤモンド不妊センター在籍後、1995年 広島HARTクリニックに勤務し、現在院長として臨床に従事。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

ERAテストでずれが無いと指摘され、その後妊娠しているのであれば、そのまま、ずれのないDay5のタイミングでの移植で問題ないと考えられます。

ホルモン補充周期にしても同じタイミングで問題ないと思われます

子宮鏡の所見で問題なければ、慢性子宮内膜炎は否定できるのでCD138は必要ないと思われます。

年齢46歳で妊娠するのに一番重要なのは、PGT-Aで異数性の無い胚盤胞があるかどうか?です。

PGT-AでOKな胚が2個あるとのことですので着床不全対策を最大限行い移植に向ければ良いと思います。
胚盤胞の発達能力を含めた質的な部分がカギになると思われます。
年齢を考慮すると、早期に次々対応すべきと思われます。

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