【体験談】「婚活」から「妊活」へ、その先のゴールへ

「婚活」から「妊活」へ、その先のゴールへ。

焦ったり、怒ったり、落ち込んだりの婚活。

やっと手に入れた結婚生活の先には、妊活が!

先の見えない闘いも、 きっと笑い飛ばしてみせます。

婚活ネタで人気を博した、ブロガーの三重県さん。

今後は“妊活あるある”ネタで活躍のご予定とか。

夫が欲しい!赤ちゃんが欲しい!

欲しいものを手に入れるために、努力は惜しみません。

思わず笑ってしまう、 結婚までの笑えない日々

アラフォー女性として、山あり谷ありの“婚活あるある”ネタを、マイルドな毒とユーモアたっぷりの文章、さらに強烈なインパクトの自作イラストでつづり、一躍アメブロの人気ブロガーとなった三重県さん。

ブログ『恐怖の、婚活回想記 ~私の出会った恐怖の人々…』 には、トンデモない男たちとの合コン体験やら、「まだまだ、焦らなくてもいいじゃない」とそそのかすお局的存在の先輩やら、すっかり諦めの境地の女友達やら、婚活を阻むまさに“恐怖の人々”が続々と登場。

時に焦ったり、怒ったり、落ち込んだりと、結婚にたどり着くまでの、曲がりくねってばかりのいばらの道は、多くの独身女性の共感を得ました。

「婚活」を終えたら、 待ち構えていた「妊活」

そんな三重県さんも努力を実らせ、2011年7月に 1 歳年上の男性とめでたくご結婚。

「旦那との出会いも合コン。第一印象で“この人だけはナシだな”と思ったのが彼でした(笑)。それまで、気を引こうと調子よく振る舞う、合コン慣れしたチャラ男ばかり見てきたので、女性を前にしてもマイペースを貫く彼は、結婚に前向きではないように思えて」と、当時を振り返って笑う三重県さん。

ところがこの合コン、しばらくすると実は彼以外の男性参加者は、すべて既婚者ということが判明。それゆえに、「かえって彼がとても誠実に見えて」と、思いがけず交際がスタート!

しかし、交際が始まっても彼はなかなか煮え切らず、「結婚はあと 3 年ぐらいしないと考えられないかもなぁ」とまで言い出す始末。なのに、結婚を焦らせる言動はNG!と心得る三重県さんが、素直に「わかりました」と応じると態度が一変。

結局、 交際 5 カ月でゴールイン。

「予期せぬことばかりで、人生は何一つ思い通りにならない、と悟った期間でしたね(笑)」と、 三重県さん。

長かった婚活もついに終わりを迎え、しばらくは平穏な日々を送れるはずと期待していたのですが、次に待ち構えていたのは“妊活”でした。

深く考えずに、 今できることをしよう

「旦那が長男ということもあって、結婚当初から姑からのプレッシャーは薄々感じていました。でも、私も仕事をしていますし、そんなに焦らなくてもそのうちできるよね、とのんびり構えてしまって」と、しばらくは自然に任せ、二人だけの結婚生活を楽しまれていたとのこと。

しかし、3 年経っても子宝には恵まれませんでした。

そして、2014年に初めて不妊治療専門クリニックを訪れます。

「検査で子宮筋腫が見つかり、これが原因か!と思ったのですが、手術をしても自然妊娠することはありませんでした。あとは、医師を信頼してお任せするしかないかなと。
あまり深く考えないようにして、勧められるまま人工授精、昨夏からは体外受精へと、着々とステップアップしています」とのこと。

こうなると思い切りがいいのは、“婚活”時代さながら。今できること、やるべきことを淡々とこなすしかないと、三重県さんは心に決めました。

本格的なよもぎ蒸しセットを購入して毎日1時間は体を温め、タンポポ茶を常飲し、基礎代謝を上げるために筋トレをするなど、努力は少しも惜しみません。

努力だけでは報われない 「妊活」の不条理さ

「いくら頑張っても、思い通りにならない不条理さ」は、婚活で嫌というほど体験済み。「妊活だって同じ」とは思って割り切ってはみたものの、「口コミ人気の高い有名クリニックの医師は、患者数が多くて忙しいためか優しく接してくれないし(苦笑)、予約しても3時間待ちはざら。夫婦二人の子どもなのに痛い思いをするのは女のほうだけですし、姑のプレッシャーもなぜか私だけに!婚活以上に不条理で、自分の努力だけではどうにもならないことのもどかしいこと」と、いつもはポジティブな三重県さんも、時には投げ出したい気持ちに。

「でも、ほかの人もそうなんですよね。『ジネコ』を読むと、仲間がいっぱいいて癒されます」と、嬉しい一言。

明るく、不妊治療に協力的なご主人の存在も、大きな心の支えとなっています。

赤ちゃんが欲しい! 願いを叶えるのは自分

ブログの一節には、婚活を諦めた友人が登場します。

「いろいろあって、今は婚活できない」と言う友人が口にするのは言い訳ばかりであることに気づいた三重県さんは、衝撃を受けたとつづっています。

「治療がつらくて、少し休みたいなと思っていた時期でした。でも、結婚も、妊娠も、若ければ若いほうが達成しやすいはず。今サボったら、きっと後悔することになると、改めて気づかされたんです。結婚も、妊娠も、しなければならないものではありません。でも、自分が望むからには、言い訳はするまい。諦めて、楽な道を選ぶのはいつでもできる、と。私は、赤ちゃんが欲しい。もしも叶わない欲望であったとしても、努力を惜しんだことを後悔することのないようにしたいんです」。

三重県さんは、さらに「最大の敵は心の中に潜んでいる」とも。

諦めたら、試合終了!

婚活から、妊活へ。

闘いは、もう少しの間続きそうです。

 

>全記事、不妊治療専門医による医師監修

全記事、不妊治療専門医による医師監修

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