難しい用語がいろいろと出てくる不妊治療の現場。
治療でよく聞く用語だけど、あまり正確に知らないものも多いのでは?
勘違いや思い込みを防ぐためにもしっかり確認しておきましょう。
クリニックの先生に用語の解説をしていただきました。
胚培養士
高度生殖補助医療(ART)を目的として、医師の指導のも とで体外受精や顕微授精にかかわり、採取した卵子や精子、胚 の培養、受精の操作、精子や胚の凍結保存・管理などを行う医 療技術者です。
とても繊細な卵子や精子、胚を扱うため、高度な技術や経験 だけでなく幅広い知識、高い倫理観も求められます。通常、不 妊専門のクリニックや病院の培養室で仕事をしており、患者さ んらと直接接する機会はほとんどありません。しかし最近は、 胚の成長過程などを患者さんに説明するなど、そのエキスパー トとしての知識を生かして役割は広がっています。
日本臨床エンブリオロジスト学会が認定する臨床エンブリオ ロジスト、日本卵子学会の生殖補助医療胚培養士および生殖補 助医療管理胚培養士の資格があります。
波多野 久昭 先生
【医師監修】波多野 久昭 先生 日本医科大学卒業。ハンブルク大学産婦人科学教室留 学後、日本医科大学産婦人科学教室講師、飯田市立病 院産科科長を経て、2005年ノア・ウィメンズクリニッ クを開院。
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