レスキューイクシー(rescue ICSI)

難しい用語がいろいろと出てくる不妊治療の現場。

治療でよく聞く用語だけど、あまり正確に知らないものも多いのでは?

勘違いや思い込みを防ぐためにもしっかり確認しておきましょう。

クリニックの先生に用語の解説をしていただきました。

レスキューイクシー(rescue ICSI)

ARTにおいて、通常の体外受精を実施後、受精に至らなかった卵子に、顕微授精(ICSI)を行う方法です。

ICSIは歴史的にまだ新しい技術であり、生まれてくる赤ちゃんにどんなリスクが生じるか未知の部分もあります。

受精率こそ媒精法より高いものの、それが即妊娠につながるものではありません。

また費用もより高額になります。

そこで不必要なICSIを避けるため、レスキューイクシーが行われるようになりました。

卵子は受精すると第2極体を放出するので、そのサインを認めない場合に、ICSIを実施します。

実施の時期が遅くなると、卵子の老化により有効性が低下するため、媒精後6時間程度で受精判定をし、ICSIを行います。

ただし、受精卵を受精していないと判断することがあります。

その場合、レスキューイクシーにより多精子受精を起こし、胚移植に使えなくなります。

逆に受精したと思われた卵子が、実は受精していなかったということも起こりえます。

箕浦 博之 先生

箕浦 博之 先生   三重大学医学部卒業、三重大学医学部産婦人科入局。2002 年より鈴鹿回生病院の高度生殖医療センターで不妊症・不育症の診療に従事し、その間1500 例を超える患者さんが継続妊娠に至る。2005 年、不妊症・不育症診療専門のみのうらレディースクリニックを開設。
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