【特集】40代の不妊治療 後悔しないための選択

「いつまで治療を続けるべきか」「これで本当にいいのか」。40代になると、多くの人がこうした問いと向き合います。40代は体の変化だけでなく、保険適用の制限や経済的な負担、仕事との両立など、さまざまな課題と向き合わなくてはならず、悩みながら治療を続けている人が多くいます。自分たちらしい選択をするためのヒントをお伝えしていきます。

知っておきたいこと

結婚や出産の年齢が上がり、女性も男性と同じように仕事でキャリアを築くことが当たり前になった今、40代で不妊治療に取り組む人が多くなっています。

自分たちらしい選択に

下のグラフのように、40代で妊娠率や出生率は年齢とともに低下し、流産率は上昇していきます。このデータだけを見ると不安になってしまう方もいるかもしれません。しかし、その一方で、40代で妊娠・出産されている方がたくさんいることも事実です。実際、「2023年 体外受精・胚移植等の臨床実施成績」(日本産科婦人科学会)のデータで全治療周期数56万1664件中、40歳以上が22万件(約4割)となっています。実際、ジネコのQ&Aサービスに寄せられる相談も、約3割が40歳以上の方からのものです。

一方で、40代は妊娠にかかわる体の変化が大きくなる時期でもあります。卵子の質は年齢とともに変化し、採卵できても受精や胚の発育、着床までたどり着くことが難しくなるケースが増えてきます。また、保険適用には年齢や回数の制限があり、治療費の負担も大きくなります。仕事との両立に悩みながら治療を続けている人も少なくありません。

大切なのは、「自分は大丈夫」と楽観視することでも、「もう無理」と諦めることでもありません。今の状況を正しく知り、パートナーと話し合いながら、自分たちにとって納得できる道を選んでいくこと。それが、後悔の少ない今後の生き方につながっていくはずです。

年齢別 妊娠率・出生率・流産率(日本産科婦人科学会 2023年)

【監修】公認心理士 堀田 敬子(たかこ)さん
カウンセリングルームwith主宰。福岡ART クリニック勤務。妊活中のつらさや不妊の悩みを抱える方をサポートしています。
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全記事、不妊治療専門医による医師監修

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