【Q&A】胚盤胞凍結に至らない~加藤 徹 先生【医師監修】

かみやさん (35歳)

採卵7回実施しましたが、胚盤胞凍結には至っていません。

①変性卵が多いです。なぜでしょうか?何かできることはありますか?
②毎回受精はするのですが発育停止してしまいます。次回は卵子活性化をやってみようと言われています。効果は期待できますか?

Kobaレディースクリニック 加藤 徹 先生にお聞きしました
【医師監修】Kobaレディースクリニック 加藤 徹 先生
兵庫医科大学大学院卒業後、兵庫医科大学病院周産期センター長や医局長を歴任し、令和4年よりkobaレディースクリニック副院長として従事。令和6年6月同院長就任予定。日本生殖医学会認定生殖医療専門医、指導医。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

変性卵が多い原因について、先生の見解を教えてください。

成熟卵子も取れていることより、採卵決定のタイミングをあえてずらすことで成熟卵子獲得率が上昇してくる可能性はあります。卵胞計測の仕方には術者により差があり、成績もそれにより変わる可能性があります。

変性卵を減らすために何かできることはありますか?

卵子のそもそもの質を向上させることは、なかなか困難です。サプリメント等を取り入れたり、食生活や栄養バランスを向上することも重要です。

毎回受精はするが発育停止する理由についてご説明ください。

卵子の質が悪いと、いくら受精したとしても良好胚に育ちません。今回の場合、採卵できた成熟卵子の個数が少ないことも要因の一つと考えます。通常10個程度成熟卵子が取れたとしても全ての卵子が良好胚に分化するわけではありません。引き続き成熟卵子を少しでも獲得していき、良好胚獲得を目指していくしかないと考えます。また、顕微授精の場合は技術の差が出る可能性もあります。

卵子活性化の効果について、先生のご意見をお願いします。

卵子活性化に関しては、一つの選択肢かもしれません。今回は成熟卵子における顕微授精の受精率の記載がないため分かりませんが、成熟卵子にもかかわらず受精率が低いのであれば、卵子活性化を併用するメリットがあると考えます。

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