ゆきさん (40歳)
今40歳です。妊活始めました。月経9日目のホルモン検査で、FSH 13.E2 23 しかありませんでした。
低いし、あまりよくないけど、タイミングとりましょうとのことで卵胞確認してもらい、11月22日卵胞20mm、内膜9.3mmあり、その後は排卵検査薬をして、23日陽性/24日強陽性/25日朝6時には陽性/25日9時にエコーで卵胞なくなってることを確認しました。
24日夜8時に強陽性でしたので夜8時以降から25日朝6時頃排卵かなと思ってます。タイミングは22日夜11時半からと24日夜11時半からの2回とりました。
ただ、「年齢が高齢なので、質のいい卵が排卵されてるかわからないから妊娠出来てるかわからない」との事でした。
やはり質のいい卵の可能性は低いでしょうか?
ホルモン検査で、freet4が0.91しかありませんでした。自分なりに調べたら甲状腺機能低下と書かれていました。妊娠に影響しないでしょうか?また妊娠出来た場合、薬など飲まなくても大丈夫でしょうか?
今40歳です。妊活始めました。月経9日目のホルモン検査で、FSH 13.E2 23 しかありませんでした。
低いし、あまりよくないけど、タイミングとりましょうとのことで卵胞確認してもらい、11月22日卵胞20mm、内膜9.3mmあり、その後は排卵検査薬をして、23日陽性/24日強陽性/25日朝6時には陽性/25日9時にエコーで卵胞なくなってることを確認しました。
24日夜8時に強陽性でしたので夜8時以降から25日朝6時頃排卵かなと思ってます。タイミングは22日夜11時半からと24日夜11時半からの2回とりました。
ただ、「年齢が高齢なので、質のいい卵が排卵されてるかわからないから妊娠出来てるかわからない」との事でした。
やはり質のいい卵の可能性は低いでしょうか?
ホルモン検査で、freet4が0.91しかありませんでした。自分なりに調べたら甲状腺機能低下と書かれていました。妊娠に影響しないでしょうか?また妊娠出来た場合、薬など飲まなくても大丈夫でしょうか?
藤野 先生に聞いてみました。
【医師監修】ウィメンズクリニック本町 藤野 祐司 先生
大阪市立大学医学部卒業。 藤野婦人科クリニックの院長を務めた後、平成28年にウィメンズクリニック本町を開院。
ご夫婦・ご家族の“夢”の実現に向かって、 希望を叶えられるよう、患者さんの状況に合わせた診療を提供することを大切にしている。
日本産婦人科学会専門医、生殖医療専門医。
大阪市立大学医学部卒業。
ご夫婦・ご家族の“夢”の実現に向かって、
日本産婦人科学会専門医、生殖医療専門医。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
1) 卵子の質:加齢とともに卵子の数が減ってくることは広く知られています。一方、卵子の質の低下は年齢の影響をそれほど受けないとは言われています。しかしながら全体の数が減少すれば質の保たれた卵子の数も減少することは明らかです。また、加齢とともに受精卵の染色体異常の頻度も増加します。40歳を超え、43歳以上になるとる妊娠率が低下し、染色体異常による流産も増加します。少しでも卵子の数に余裕があるうちに早めの積極的な治療をお勧めします。
2) ホルモン値:FSH値が10を超えると卵巣機能の低下、卵子数の激減が懸念されます。AMHを測定されることもお勧めしますが、AMH値が低い可能性が十分考えられますので治療を進めるにあたり、あまり参考にはならないかも知れません。
一方で、月経9日目でE2値が23ということですが、E2値は卵胞発育とともに増加し、排卵前には200以上となります。E2値が低い原因としては卵胞の発育が遅い可能性(遅延性排卵)が推察されます。このような遅延性排卵の場合、プロラクチン(PRL)値が高い可能性があります。PRLが高い場合には、排卵した後の黄体ホルモン値が低くなり黄体機能不全の原因となります。
一方で、月経9日目でE2値が23ということですが、E2値は卵胞発育とともに増加し、排卵前には200以上となります。E2値が低い原因としては卵胞の発育が遅い可能性(遅延性排卵)が推察されます。このような遅延性排卵の場合、プロラクチン(PRL)値が高い可能性があります。PRLが高い場合には、排卵した後の黄体ホルモン値が低くなり黄体機能不全の原因となります。
3) 甲状腺機能の影響と治療:甲状腺ホルモンは排卵後の黄体機能維持に重要な働きをします。さらに、妊娠した場合、甲状腺機能が低下すると流産の原因ともなります。甲状腺刺激ホルモン(TSH)値が不明なので明確なお答えはできませんが、甲状腺機能低下症は黄体機能不全の原因になりますので治療の対象になると思います。TSH値を測定されて、値が3以下であれば妊娠前から甲状腺ホルモン剤内服による積極的な治療をお勧めします。
4) タイミング:タイミングの取り方に関しては問題無いと思います。