【Q&A】二人目治療の前にできることは?~高木先生【医師監修】

さくらさん(38歳)

2023年10月に経膣分娩で出産しました。一人目妊娠中から二人目を考えており、母乳は早々に切り上げミルクで育てています。そのおかげか生理が1月に来ました。
以前通院していたクリニックに電話し、治療再開したい旨伝えましたが、「安全面を考慮し、生理を2回見送って産後8カ月経過してからじゃないと治療再開はできない」と言われました。
治療を再開するまでの間に何かやっておいた方が良い事、できる事などご教授頂きたいです。

津田沼IVFクリニックの高木先生に伺いました。

津田沼IVFクリニック 院長 髙木 亜由美 先生
千葉大学医学部附属病院、千葉メディカルセンターなどで不妊治療に従事。特に千葉大学医学部附属病院時代に、専門の生殖医療や内分泌医療のほか、不妊の患者様の腹腔鏡手術や子宮鏡手術等も数多く経験する。その後、2024年9月より津田沼IVFクリニックの院長に就任。それぞれの女性にあったきめ細かい医療を目指す。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
●産後、治療を再開するまでの期間はどの程度空けたほうがよいでしょうか
経腟分娩後で産後異常がなく、授乳が終了し、月経が再開していれば、ご自身の体調や環境などが問題なければ、特に開けなければいけない期間はないと思います。以前受診していた病院の述べている、月経2回きてからや、産後8か月というのは目安と思います。
というのは、月経が順調に再開していることは次の妊娠にむけて体調が整ってきているあらわれだからです。
1回の月経では順調に再開しているとまではいえないので2回といわれたのだとおもいます。とくに妊娠初期はその週数を特定できることが大事で、最終月経や排卵時期が不明だと、子宮外妊娠や正常、異常の診断がしにくくなるからと考えます。
産後8か月というのは、分娩時に帝王切開などなんらかのことが起こっていたら間をあけなければならないこともあるのでそういった一般的な目安なのかと思います。
治療を再開するまでに相談者さん自身で何かできることはありますか?
育児中は自分のことが二の次になりやすいのでなかなか難しいと思いますが、いちど生活習慣を見直してみましょう。栄養バランスを考えた食事(サプリメントも適宜に利用)、睡眠(休める時間)の確保、からだを冷やさない、適度な運動など。健康な体作りが妊娠の早道です。

●二人目不妊治療についてアドバイスをお願いします。

二人目を希望して半年以上妊娠しない場合は二人目不妊と考えます。加齢による影響、環境の変化、ホルモンバランスの変化などで以前より授かりにくい状況になる可能性があります。
特に以下に当てはまる場合は、早めに受診しましょう。
・35歳以上
・第1子を自然妊娠で授かっているが時間がかかった
・第1子を不妊治療で妊娠
・婦人科系の疾患がある
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全記事、不妊治療専門医による医師監修

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