ふみさん(26歳)
井上先生にお聞きしました。
【医師監修】井上 善仁 先生 昭和59年3月、九州大学医学部卒業。同年4月、九州大学医学部婦人科学産科学教室入局。平成20年4月、福岡大学病院准教授。平成28年7月に井上善レディースクリニックを開院。スタッフ一同が協力して良いクリニックを作っていき、一人でも多くの患者さんに満足していただけるよう努力している。
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精液所見が精索静脈瘤手術で改善しているのであれば女性がまだお 若く、 かつ卵巣予備能も十分あることから人工授精へのステップダウンは 選択肢の一つであると思います。
しかし左卵管が切除されているので左からの排卵時は妊娠する可能 性が低くなることは否めません。 またどちらから排卵するかをコントロールすることは難しいです。 右からの排卵時のみに人工授精を行うこととして、 6回ほどを目安にトライしてみられたらどうでしょうか?
それで妊娠されなければもう一度ART治療を考慮されるべきかと 思います。 子宮外妊娠を経験されて少しモチベーションが低下している面もあ るかと思いますが、 反復して子宮外妊娠に罹患する可能性はあまり高くないと思います し、 ARTのほうが人工授精より子宮外妊娠にある危険性が高いという こともないと思います。 状況的には赤ちゃんを持てる可能性はとても高いと思います。