【Q&A】稽留流産~田中宏明先生

田中先生に聞いてみました。

ノア・ウィメンズクリニック 田中 宏明 先生
聖マリアンナ医科大学卒業。慶應義塾大学病院、東京歯科大学市川総合病院リプロダクションセンター、海老名総合病院などで約25 年間にわたり不妊と周産期医療に携わる。2018年、ノア・ウィメンズクリニック院長に就任。一人ひとりの生き方に配慮した、オンリーワンの診療に努める。医学博士(大阪医科大学)、日本産科婦人科学会認定専門医。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください

ケイティさん (42歳)  
心拍確認できず、稽留流産と言われました。
掻爬と言われていますが、吸引法が現在主流と聞いたことがあります。
前回、21週で中絶しており、その後2回掻爬していて、さらに今回もとなると癒着が気になります。
どちらの方法がよいのでしょうか?
子宮の状態も気になるし、次の妊娠にどう影響するか知りたいです。
一般法的に掻爬法は手術用の鉗子を挿入するため十分な子宮頸管拡張が必要であり、疼痛や麻酔量が多くなり手術時間も長くなるが吸引法では疼痛、出血量、手術時間、合併症が少ないといわれてます。
しかしながら日本国内においては流産の状況により担当医師が的確な判断を行なって手術法を選択しているためどちらの方法であっても問題ないと思われます。
次回妊娠に与える影響も、産婦人科専門医を取得している医師が手術行えば、子宮内癒着などを引き起こす可能性は極めて低いと思われます。
>全記事、不妊治療専門医による医師監修

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