OCさん(40歳)
あと2回しか保険診療移植回数が残っていません。
今後最優先して行った方がいい検査はありますか?
福岡ARTクリニックの中島章先生に伺いました。

鹿児島大学医学部卒業。久留米大学病院産婦人科、
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
ご相談内容を拝見しました。
①先生でしたら、どのような検査を最優先として提案されますか?
まず、最優先で検討したいのは、
・子宮内の慢性的な炎症がないかを確認するため、
・子宮内フローラの状態を確認する検査(EMMA/
・不育症関連の検査、
これらは「着床後の維持」に関わる要素であり、
②移植の成功率を高めるために推奨される検査は何ですか?
次に、移植の成功率を高めるための考え方ですが、
・子宮内環境(炎症や細菌バランス)の正常化
・血栓傾向や免疫的要因の評価と必要に応じた治療
といった、「維持側」に対するアプローチになります。

③保険診療の回数が限られている場合の効率的な進め方を教えてください。
また、保険診療の回数が限られている中での進め方としては、
・一度採卵を行い、良好胚をしっかり確保すること
・胚の質を見極め、条件の良い胚に絞って移植すること
限られた回数の中では、回数を重ねることよりも「
④特定の遺伝的検査の必要性について先生のご意見をお聞かせください。
遺伝学的検査については、不育症の観点から
・夫婦の染色体検査(G-band法)
は一度確認しておく意義があります。
・PGT-A(着床前胚染色体検査)
は、
⑤移植成功率を上げるための生活習慣の改善法についてアドバイスをお願いします。
最後に生活習慣についてですが、
・タンパク質を意識した食事
・非精製の炭水化物(玄米や全粒穀物など)
・食物繊維の摂取
・朝食をしっかり摂ること
・十分な睡眠の確保
・冷え対策
といった基本的な生活習慣の見直しが、
まとめますと、今回の経過からは「着床できない状態」ではなく「