【Q&A】完全中隔子宮~浅田先生

中隔子宮は子宮奇形の一種です。

でもなかなか情報が少ないようでお困りの様子。

手術について、術後に妊娠は可能なのか?

浅田先生に聞いてきました

 

浅田レディースクリニック浅田義正先生  名古屋大学医学部卒業。1993 年、米国初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精を研究。帰国後、日本初の精巣精子を用いた顕微授精による妊娠例を報告。現在、愛知県の名古屋駅前、勝川、東京・品川にクリニックを開院。著書に『不妊治療を考えたら読む本』(講談社)など多数。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

みのりのあきさん(27歳)

元々、子宮内膜症で半年間注射をしてその後も3年間ほどジエノゲストを服用しておりました。
内膜症の方は完全ではないですが改善しました。
内膜症が分かった時から中隔子宮を指摘されていました。
婦人科から不妊科を紹介され妊活を始めましたが、子宮鏡検査で完全中隔子宮と判断されました。
手術をどのタイミングでした方がいいのか、手術をしてメリットの方が大きいのか、手術をして妊娠できるのかと悩んでいます。
中隔子宮や中隔子宮の手術については情報が少ないので困っています。

AMHは同年代の平均値よりも高く、注射も使用してジエノゲストも服用されていたということですが、かなり重症な子宮内膜症だと思います。子宮内膜症があれば妊娠しにくいという傾向があります。

妊娠率が上がることを期待して子宮内膜症の手術を優先した時代もありましたが、現在では異なります。子宮内膜症の手術をしたからといって、妊娠率が劇的に上がる訳ではありません。

妊娠すると、子宮内膜症はジエノゲストを服用するよりもかなり症状がよくなりますので、私は妊娠・出産が子宮内膜症には一番効果的な治療だと思っています。

また、中隔子宮ということですが、昔は中隔子宮の手術を積極的に行っていたこともありましたが、現在では世界的に、手術はあまり意味がなく、あえて手術をする必要はないと考えられています。私も中隔子宮の患者さんに手術をすすめていません。単核子宮や双角双頸子宮の患者さんにも、通常通り体外受精を行っています。

ただ、医師により考え方は違うかもしれません。

一度、化学流産があったということですが、もともと妊娠しにくい状態であることは間違いないので、早く適切にステップアップをして治療ができる専門クリニックでの治療をおすすめします。

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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。