着床障害の検査のタイミングについて

受精卵が着床障害の検悩み

臼井医 婦人 外来 臼井 彰  先生 東邦大学医学部卒業。東邦大学大森病院で久保 春海教授の体外受精グループにて研究・診察に従 事。医局長を経て、1995 年より現在の東京・亀有 にて産婦人科医院を開業。

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相談者のみゃーさんは着床障害の能性を考えているようです

、着床害の診断基準についてお教えください

臼井先生●着床障害かどうかですが、今は「  40歳未満で、 3 回の移植で  4つ以上の受精卵を戻しても妊娠しない」場合、着床障害の可能性があると診断されます。着床障害の原因には、受精卵側に問題がある場合と、受精卵を受け入れる子宮側に問題がある場合があります。

比較的グレードのいい4ABの胚胞を移植し、陰性だったようですが…

臼井先生●グレードのいい受精卵を戻しても妊娠しない場合、子宮側になんらかの問題があることが想定されます。考えられるトラブルの一つに慢性子宮内膜炎があります。子宮内膜の奥の部分(基底層)に細菌が入ってしまい、常に炎症を起こしている状態になるトラブルで、自覚症状が少なく、受精率が悪くなるのが特徴です。慢性子宮内膜炎の場合は、抗生物質を服用すれば治療することができるので、過度に心配しなくて大丈夫です。

着床障害を調べる検査とはどんなもでしょう

またみゃーさんの場んな検査を受けたほうがいいでしょうか

臼井先生さまざまな検査がありますが、まずは、みゃーさんが希望されているERA検査を受けてみるのもいいでしょう。ERA検査とは、子宮内膜の組織を少し採取し、着床に適した状態はいつ頃なのか、より細かく算出するための検査です。検査結果より移植に適した日が分かるため、着床率がアップする可能性があります。みゃーさんの場合、体外受精はまだ  回目ですが、複数回体外受精をやっても妊娠成立しない場合は、当院では不育症を調べる検査をすることもあります。医師と相談しながら、ご自身が希望する検査を受けるようにしてください。不妊治療でたまりがちなフラストレーションを少しでも払拭でき、納得して治療を受けることができます。

そのほかみゃーさんが妊娠に向けやっておいたほうがいいこ

今後治療へのアドバイスをお願いします。 

臼井先生できればもう少し体重を減らすといいでしょう。おかずの量はそのままで、ご飯(糖質)の量を少なめにしてください。

また、「やり方を変えてみる」のも方法の一つです。医師と相談し、胚盤胞ではなく初期胚を移植する、刺激法を変えてみるなど、今までと採卵法、移植のタイミングを変えてみるのも有効だと思います。みゃーさんは、まだ体外受精  回目 なので、今後、妊娠の可能性は十分に考えられます。希望をもって治療にのぞんでくださいね。

>全記事、不妊治療専門医による医師監修

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