正しく選べば、妊活ライフの クオリティアップ!

栄養補助食品、健康補助食品であるサプリメ ントは、妊娠を望む女性や妊婦の間でも注目 されています。

体質改善で妊娠率を高める、 あるいは母体と胎児の健康維持を図るのが目 的です。

正しい服用法や選び方、妊娠に有効 なサプリを古賀文敏先生にうかがいました。

 

サプリの吸収率アップは心と腸の安定から

女性に一番不足している栄養素は鉄分。

鉄が足りないために生理前の頭痛や髪や爪の変形、朝起きるのが辛いなどの症状が出ます。

通常の検査ではわからないのですが、採血してフェリチンを調べると鉄不足がわかります。

それで見ると女性の約 8 割は鉄が足りない状態です。

ところが、病院で処方されるフェロミア、ファロムなどの無機鉄は、5%しか体内に吸収されません。

95 %は便で流れ てしまいます。また、酸化鉄になって胃のむかつきを招いてしまい、投与を断念することも。

吸収率も個人差がありますが、鉄は動物性体内にタンパク質やビタミン C が足りないとうまく吸収できないんです。

サプリメントの吸収率を考えた時、腸がどれだけ健康的かがポイントになってきます。

腸は心がゆったりとしていないと働きが鈍り、便秘を起こしがち。

不妊治療などで不安が大きく、不眠などになると腸の動きが落ちて便秘になってサプリメントの吸収率も落ちます。

そんな時にファイバーが、実はとても重要なのではないかと思っています。

不妊治療と流産防止に注目のビタミン D

さらに、ビタミン D が生殖医療の世界で注目されています。

これが不足すると流産しやすいという研究報告があり、アメリカでは 40 歳以上のAMH値が低い女性に投与したところ数 値が上がったという報告も。

ビタミン D の体内濃度が高い人はAMH値が比較的高く、体外受精での妊娠率も高いといわれ、今後ますます重要な栄養素になると思いますね。

さて、生殖細胞に対する効果をサプリメントに期待するのは難しいです。

そこで私たちのクリニックでは分子生物栄養療法とタイアップし、血液検査で足りない栄養素を見つけて投与します。

そして、症状が改善されたか、数値的にも変わったかを確認しています。

クリニックとしては非常に少ないケースでしょう。

いずれにせよ、サプリメントは食事の補助であり、肉や魚などのタンパク質やホルモンの原料となるコレステロールを摂って、糖質を制限することが基本です。

●妊娠に役立つ栄養素は?

タンパク質(プロテイン)

ダイエットで一番足りな くなるのはタンパク質。

足りなくなると基礎代謝 量が 落ちてリバウンド の原因にもなります。

一 昨年、アメリカではタン パク質中心の食事で卵の 質が改善したと報告があ り、ますます注目されて います。

肉類の食事が中 心として、さらにプロテ インやアミノ酸などのサ プリで補うのが理想。

鉄分

生理前の頭痛の原因は、 実はその大半が潜在性 の鉄欠乏性貧血。

青ア ザができやすい、なか なか疲れがとれないな どの原因でもある。

粘 膜の働きにも関与し、 着床などにも関わって いるともいわれる。

妊 娠中、出産後も継続し て必要なサプリで、ヘ ム鉄であることが必須。

ファイバー

服用したサプリメントを 体内に吸収させるために は、腸が健康な状態であ ることが大事。

腸は心が 穏やかだと働きも良く、 便秘も起こりにくいも の。

妊活や妊娠中は不安 やストレスが高まり、腸 の活動は低下しやすくな るので、ファイバーで便 秘予防を。

ビタミンD

骨組織の生成や免疫力 アップに働きかける。

近 年の研究では卵子の成熟 や受精卵の胚分割プロセ スを助けることがわかっ ている。

またAMH値を 高め、体外受精での妊娠 率にも有利に作用。

胎児 や赤ちゃんにも十分なカ ルシウムを与える重要な 栄養素。

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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。