【Q&A】TRIO検査後の移植方法選択について〜藤井 雄太先生【医師監修】

まるまるさん(35歳)

①現在TRIO検査の結果待ちです。
TRIO検査はホルモン周期で行ったため、今後移植する場合は厳格にタイミングを合わせるのであればホルモン周期で移植する必要があると医師から聞いております。
ホルモン周期での移植は、投薬の負担や出産時の癒着胎盤のリスクが高くなるため、できれば自然周期での移植を希望しています。
医師からはハイブリッド移植(自然周期+HCG注射)で、黄体ホルモンが出る前に膣錠の服用を開始すれば移植のタイミングをTRIO検査の結果合わせる事ができるかもしれないとの回答を得ています。
先生であればどのように判断されますか。
提案されているハイブリッド移植でも着床の窓のタイミングに合わせて移植可能なのでしょうか。
それともホルモン周期のデメリットを許容してホルモン周期で移植するべきでしょうか。

②これまでの治療内容をみて、妊娠するために他に何かできる事があればアドバイスいただきたいです。

親愛レディースクリニックの藤井 雄太先生に伺いました。

【医師監修】親愛レディースクリニック 藤井 雄太 先生
滋賀医科大学卒業。兵庫県内の市民病院、大学病院、リプロダクションクリニック大阪・東京を経て親愛レディースクリニック副院長就任。日本生殖医学会生殖医療専門医。「同じような悩み、同じ病気でも同じ治療が適切とは限りません。ひとり一人の悩みに寄り添い、その方に最も適切な医療を提供することを心がけています」

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

TORIO検査をERA検査のことを言っているのだと仮定して回答します。
(CD138検査は、TORIO内のALICE検査と重複するため、その両方をする意義はありませんので、TORIOではなく、ERAをしていると判断しました)
・主治医のいう様に、ERA検査はホルモン補充周期で行いますので、ホルモン補充周期でやってこその再現性です。着床の窓の再現性を求めるならホルモン補充周期でないと意味がありません。(ただ、近年ERAの正確性には疑問があるという論調が多いです)
・ハイブリット移植とは、NPP法やmodified NC(修正自然周期)と呼ばれることが多いです。これらは原則としては、自然周期です。LH surgeが起こる前に黄体ホルモンを補充したとしても、自然のLH surgeが起こって黄体ホルモンもでるため、薬剤による黄体ホルモンに自前の黄体ホルモンが足させるため、ホルモン補充周期の黄体ホルモン量を再現できる訳ではないため、ERAの結果は反映していないほぼ別物の移植方法となります(だからといってハイブリット移植を否定している訳ではありません)。

そもそも自然妊娠を2回しているので、ホルモン補充療法での移植を試したり、ERA検査など行わずに、自然排卵周期orハイブリット移植をすれば良かったのでは?と感じます。

周産期リスクを気にしてホルモン補充周期はできたら避けたいと考えておられますし、自然排卵周期(orハイブリット移植)で移植すれば良いと思います。

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