
▶︎第二子以降の妊活と不妊治療の進め方について
36歳0ヵ月で第一子を出産しました。現在は出産直後で夫は37歳。40歳までにあと2人出産することを希望しており、今後の妊活計画を検討中です。いろいろ調べたところ、「36歳のうちに不妊治療を始めて、早々に採卵・受精胚凍結したほうが確実である」という見解を得ました。自然での妊活を挟むか、不妊治療に早々に進むべきか迷っています。どのような軸で判断すべきか、アドバイスをいただけますでしょうか。

東京慈恵会医科大学卒業。東京慈恵会医科大学附属病院、国立大蔵病院に勤務後、父親が営んでいた産科医院を継ぎ、不妊症・不育症診療に特に力を入れたクリニックとして新たに開業。
今後も自然妊娠の可能性はあるのでしょうか。
秋山先生● 第一子は基礎体温をみながらシリンジ法を用いたタイミング療法2周期で妊娠されたとのことですので、自然に近い形で妊娠できる力はおもちなのではないかと考えられます。
ただ36歳というご年齢を考慮すると、一般的にはこれから妊娠できる力は落ちてきてしまうと思います。
今はご出産直後という状況ですが、あまり長い間授乳をして妊娠の機会を先延ばしにするのは得策ではないかもしれません。いろいろな考え方はありますが、早めに断乳し妊活にトライされたほうが、2人目、3人目を得られる確率は高くなると思います。
自然妊娠の確率を高めるコツはありますか?
秋山先生●基礎体温だけでその周期の正確な排卵日を推定するのは困難ですが、月経が規則的であれば排卵もほぼ規則的に起こっている可能性が高いかと思われます。
一般的に排卵の1、2日前の性交渉が妊娠につながる可能性が高いといわれていますが、若干の排卵日のずれの可能性も考慮すると、排卵と思われる日の5日くらい前から2日に1回くらいの頻度で性交渉をもっていただくとよいかと思います。
年齢を考えると、不妊治療も視野に入れたほうがいいのでしょうか。
秋山先生●月経が再開したら、医療機関でAMHやFSHなどのホルモン値を測ることで、現在の卵巣機能や卵巣の中に、卵子のもとの細胞がどれくらい残っているかを判断することができるかもしれません。
検査の結果をもとに今、不妊治療を始めたほうがいいという判断をされた場合、ホルモン値や卵巣機能が年齢相当であればタイミング療法を2、3周期、人工授精を2、3周期行って、結果が出なければ体外受精へステップアップするという流れになるかと思います。
実際に行ってみなければわかりませんが、採卵をしてある程度の数の胚が凍結保存できれば、それらで2人目、3人目の妊娠が成立する可能性も期待できます。
また、体外受精まで進まなくても人工授精を行いながら性交渉ももつと、妊娠の確率が上がるという報告もあります。まずは病院を受診して、検査で現在のお体やホルモンの状態を確認してから今後の治療方針を決めていかれたらどうでしょうか。