めーぷるさん(40歳)
おそらく年齢が原因で不妊だと思いますが、どの検査でも数値に問題ないので、原因がわかりません。
体外受精も保険適用が残り2回なので、このまま受けるしかないのか、他に治療法がないのかが不安です。
採卵では卵が35個採れて12個受精、6個胚盤胞になりました。
5BA1個、4BC4個、5BC1個で、、5BAを移植するも6週で流産。
主治医からは「染色体異常だろう」との診断でした。他にできる治療法があるなら知りたいです。
また、現在通院しているクリニックにやや不信感がある(人によって話が違う、詳しい説明をしてもらいにくいなど)転院も視野に入れていますが、地方在住のため、体外受精まで行える病院が少ないです。
転院しても変わらない可能性や、予約が取りにくい可能性も考えると、今のクリニックで体外受精を続ける以外方法はないのかと思ってしまいます。
セント・ルカ産婦人科の宇津宮 隆史先生に伺いました。

熊本大学医学部卒業。1988 年九州大学生体防御医学研究所講師、1989 年大分県立病院がんセンター第二婦人科部長を経て、1992年セント・ルカ産婦人科開院。国内でいち早く不妊治療に取り組んだパイオニアの一人。開院以来、妊娠数は 9,500 件を超える。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
年齢がほとんどの原因とわかっているようです。その通りで、これに対する有効治療は着床前胚異数性検査(PGT-A)です。
卵子、精子は減数分裂(染色体が半数になること)を起こし、半数同士が合体して2倍体(正常)になります。その減数分裂時に減数しなかったら遺伝子が過剰になり、妊娠しない、または妊娠しても流産することになります。中には(13番、18番、21番)は生まれて来ることもあり(21番はダウン症)ます。高齢(35歳以上)になるとこの減数分裂異常が増えます。よって胚移植前にPGT-Aを行えば、その異常胚を除外でき、正常胚を移植すれば70%の確率で妊娠します。

めーぷるさんは幸いAMHが11と高値ですから卵子数は十分で、PGT-Aには有利です。
PGT-Aをするなら不育症検査もしておくべきです。
転院するなら遺伝医療専門資格(遺伝専門医、遺伝カウンセラーなどが在籍)のあるクリニックが良いと思います。