かなすさん(35歳)
テンガルーペで精子が数匹のみ、精索静脈瘤の可能性があります。
手術をすることで精子が改善する可能性はありますか?
また、それにより妊娠の可能性は高くなりますか?
泌尿器と男性不妊のクリニックの寺井先生に聞いてきました。

2002年順天堂大学医学部卒。杉山産婦人科の生殖医療科(
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
① 精索静脈瘤の手術で精子の改善は期待できますか?
手術(特に現在主流となっている「
● 効果が表れる時期: 精子が新しく作られて体外に出てくるサイクル(約74日)
② 手術後、妊娠の可能性は高くなりますか?
はい、自然妊娠・生殖補助医療(人工授精や体外受精)ともに、
精索静脈瘤の手術は、単に「精子の数や動きを良くする」
● ステップアップ治療への影響: すでに人工授精(AIH)や体外受精(IVF)、顕微授精(

③ 精索静脈瘤が不妊に与える具体的な影響を教えてください。
主に「熱」と「酸化ストレス」が、精子を作る工場(精巣)
精索静脈瘤は、精巣から心臓へ戻る血液の静脈弁がうまく働かず、
精子は熱に非常に弱く、本来は体温より1〜2℃
血液の流れが滞ることで、精巣組織が酸欠状態になり、
血液のうっ血により精巣内で活性酸素が過剰に発生します。
④ 精索静脈瘤の手術におけるリスクやデメリットについて教えてくだ
術式によって異なりますが、現在主流の「顕微鏡下手術」
どのような手術にも一定のリスクはありますが、
| 【主なリスク・合併症】 | 【顕微鏡下手術での状況】 |
| 陰嚢水腫(精巣の周りに水が溜まる) | リンパ管を確実に温存できるため、発症率は1%未満と非常に低いです。 |
| 精巣萎縮 | 誤って精巣動脈を縛るリスクですが、顕微鏡下では動脈を識別して温存できるため、ほぼ起こりません。 |
| 再発 | 微小な静脈も見逃さずに処理できるため、再発率は1〜2%程度に抑えられます。 |
| 術後の痛み・血腫 | 一時的な痛みや内出血はありますが、数日から数週間で自然に軽快します。 |
・デメリットについて
手術に伴う最大のデメリットは、通院や手術費用の負担、
⑤ 他に推奨される治療方法があれば教えてください。
基本的に精子の状態を改善させるためには、