【Q&A】変性卵しかとれない~稲垣先生【医師監修】

団子さん(44歳)

1年ほど治療を休み、先月から採卵を再開しましたが、変性卵しか採れずに治療が先に進みません。
病院でも薬を変えたりなど対策を考えてくれてはいますが、変性卵になってしまう原因として何が一番考えられるのでしょうか?
どのような対策が効果的でしょうか?
また、自分でできる対策はあるのでしょうか?

稲垣先生にお話をおうかがいしました。

【医師監修】いながきレディースクリニック 稲垣 誠 先生 
1994 年、浜松医科大学医学部卒業。浜松医科大学医学部附属病院、鹿児島市立病院、聖隷沼津病院などで産婦人科医の経験を重ね、2012 年、不妊治療専門施設「いながきレディースクリニック」を開院。「お一人ひとりに寄り添いながら、それぞれの患者さまに合った最適な治療を心がけています」

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

●変性卵の主な原因について教えてください。

卵の変性は、単独の原因で起きるものではないためなかなか回答は難しいのですが、加齢や体質などがあげられるのではないでしょうか。

●変性卵への効果的な治療方法を教えてください。

上述したように、変性卵の発生原因は明確でないことや、加齢など具体的な対応が困難な要素もあり、対処は困難といえます。また、変性した卵を何らかの方法で正常な卵に戻すといったことも現代の医学では残念ながら不可能です。

●現在の薬の変更が効果を示すまでの期間はどのくらいですか?

卵子が、原子卵胞を形成している状態から、卵巣刺激に反応する前胞状卵胞になるまでに要する期間はおよそ120日とされています。したがって約4か月ほどという考え方ができるかと思います。

●ライフスタイルの改善が変性卵に与える影響を教えてください。

抗酸化作用のある食品を摂取する、とか末梢の循環を改善することで卵巣への血流を改善する等で卵子への悪影響を軽減することが期待できますが、加齢が卵の変性には大きく影響しているため、その効果は限定的なものなのではないでしょうか。

●自分でできる対策についてアドバイスをお願いします。

主治医の先生と十分なコミュケーションを図りながら、効果的と思われる対策を講じつつ積極的な妊活を行うことによって良好な卵に妊娠のチャンスを逃さないようにすることが肝要だと思います。

>全記事、不妊治療専門医による医師監修

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