【Q&A】低AMHで採卵数、受精率を上げるには?~藤野 祐司先生【医師監修】

なるさん (25歳)
体外受精をしていますが、AMHが0.5で、注射で卵を育てても1つしか育ちません。
5月の採卵でようやく1つ採れたのですが、未熟卵で受精する前に成長が止まりました。
採卵数や受精率など、転院することで変わることはありますか?
採卵数、受精率を上げるにはどうすればいいですか?

藤野 先生に聞いてみました。

【医師監修】ウィメンズクリニック本町  藤野 祐司 先生
大阪市立大学医学部卒業。藤野婦人科クリニックの院長を務めた後、平成28年にウィメンズクリニック本町を開院。
ご夫婦・ご家族の“夢”の実現に向かって、希望を叶えられるよう、患者さんの状況に合わせた診療を提供することを大切にしている。
日本産婦人科学会専門医、生殖医療専門医。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
1)AMHが低いということは、卵巣に残っている卵細胞数が少なくなっている事のサインですが、刺激方法を工夫しても採卵数を増加させることは、なかなか困難なことだと思います。
2)「転医」もお考えとのことですが、P R P(多血小板血漿)卵巣注入療法で採卵数、成熟卵子数が増えたという研究があり、国内でも実施されている施設があります。P R P療法は、血小板という血液の成分が含んでいる成長因子を利用して細胞・組織の修復を進める治療方法です。ただ。保険適用外の治療方法(再生医療)なので実施施設は限られています。一度、調べてみられてはいかがでしょうか。
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