【Q&A】今年46歳、二人目不妊。移植してもうまくいきません~福田雄介先生【医師監修】

さささん (45歳)
5月で46歳になります。1人目は43歳の時に体外受精で出産しました。その後、残った胚を移植しましたがうまくいきません。採卵して一度受精卵ができ、移植しましたがうまくいかず、12月採卵で受精卵になったものを次の生理の後に移植予定です。
今回、絶対に妊娠出産したいので、できることを教えてもらいたいです。
子宮内フローラ検査は陽性で除菌すみです。よろしくお願いいたします。

福田先生に聞いてみました。

【医師監修】福田ウイメンズクリニック 福田 雄介 先生
東邦大学医学部卒業、東邦大学医学部大学院修了。医学博士(東邦大学 平成22年)。米国ペンシルベニア大学生物学教室留学、東邦大学医学部産婦人科学教室講師などを経て福田ウイメンズクリニック副院長に就任。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医・指導医。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。日本人類遺伝学会日本遺伝カウンセリング学会臨床遺伝専門医。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

●二人目がなかなか授からないのはどのような原因が考えられますか?

一つは受精卵の可能性を考えます。一般的な話として年齢の上昇とともに胚盤胞の染色体正常率は下がってくると言われています。40歳で正常胚率は30%、45歳で20%といったデータがあります。

●妊娠出産を目指すために受けたほうがいい検査や治療、患者さん自身が日常でできることなどがあれば教えてください。

正常胚かどうか調べる検査としては着床前診断(PGTA)があります。
子宮内フローラ検査をして治療が終わっていることですが、除菌後子宮内環境を整えておくという点でラクトフェリンなどの摂取をすすめます。

●今後の治療について、アドバイスをお願いします。

採卵してから一度凍結して次の月経で移植となると2周期(2ヶ月)かかります。卵巣過剰刺激症候群のリスクがないようでしたら、採卵し得られた受精卵を凍結せず新鮮胚移植をするのも治療期間を短く有効にできるかもしれません。主治医の先生と相談してみてください。
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