ゆうう さん(38 歳)
受精障害も着床障害もなく、可能性があるなら人工授精のほうが私には向いているように感 じています。採卵個数も少なくて低AMHですが、体外受精を続けるべきでしょうか?
セント・ルカ産婦人科 宇津宮 隆史 先生
熊本大学医学部卒業。1988 年九州大学生体防御医学研究所講師、1989 年大分県立病院がんセンター第二婦人科部長を経て、1992 年セント・ルカ産婦人科開院。国内でいち早く不妊治療に取り組んだパイオニアの一人。開院以来、妊娠数は9,300 件を超える。
熊本大学医学部卒業。1988 年九州大学生体防御医学研究所講師、1989 年大分県立病院がんセンター第二婦人科部長を経て、1992 年セント・ルカ産婦人科開院。国内でいち早く不妊治療に取り組んだパイオニアの一人。開院以来、妊娠数は9,300 件を超える。
宇津宮先生●タイミング法や人工授精を行う際は、腹腔鏡検査で不妊原因となる子宮内膜症や癒着がないか調べることをおすすめします。しかし、体外受精1回の妊娠率約30%に対し人工授精は8%。確実に体外受精のほうが可能性は高いことがわかっていただけるでしょう。年齢的には、きれいな受精卵ができても妊娠に結びつくのは約2〜3割。確実に妊娠を目指すのであれば、これは排卵誘発でなるべく多く卵胞を育て、卵子を選別して体外受精し、胚の染色体検査をして移植する方法で、妊娠率は約70%、流産率は約11%と非常に良い成績を示しています。着床前診断を検討されてはいかがでしょうか。
<動画で解説!!>
「生理も排卵もできなくなった原因は?」
「シリンジ法のメリット・デメリット」
「生理も排卵もできなくなった原因は?」
「シリンジ法のメリット・デメリット」