【Q&A】胚移植後の出血~俵史子先生

うーちゃんさん(43歳)

ホルモン補充で二段階移植をしました。
胚盤胞を入れて4日後から生理並みに4日間ほど出血がありました。
これは、妊娠の可能性はゼロだなと思い、すぐに自己判断で薬をやめましたが、主治医の先生から続けてくださいと言われたので続けました。
薬を飲み続ける必要はあったのでしょうか?

俵史子先生にお伺いしました。

俵IVFクリニック 俵 史子 先生
2007年静岡市に開業。浜松医科大学に生殖周産期医学講座(寄附講座)を開設し、不妊治療後の妊娠・出産がより安全なものになるよう研究を行っている。また臨床教授、非常勤講師として将来の不妊治療医の育成にも従事。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
二段階移植から4日後の生理並みの出血は何が原因だと思われますか?
ホルモン補充周期においては、本来ホルモン剤により子宮内膜がコントロールされているため、薬剤使用中は消退出血(月経)は始まらないはずです。
それでも妊娠判定前に出血をしたということであれば、
①坐薬による子宮頚部の傷ができたことによる出血
②移植時の内膜の損傷
③ホルモン剤が適切に使用できていない、または吸収が悪い
④ホルモン剤の量が少ない
などが考えられるでしょうか。頻度としてよくあるのは①です。
薬剤を中止せず診察をうけられると原因が判断できたかもしれませんね。

・妊娠の可能性がないと思って自己判断で薬をやめたが、主治医の先生から「続けてください」と言われたので薬を続けた、とのことです。処方された薬を自己判断でやめるべきではない理由を教えてください。

ホルモン補充周期では内因性(自分からの)ホルモンが出ていない状態のため、ホルモン剤の使用を中止してしまうと仮に着床したとしても妊娠を維持するためのホルモンがなくなることでその後妊娠継続ができなくなります。
出血を月経と自己判断してしまうのは良くありません。
ホルモン剤は指示通り確実に使用する必要があります。
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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。