【Q&A】自然排卵&フォリアミン~田中温先生

田中先生に聞いてきました

セントマザー産婦人科医院田中 温 先生 順天堂大学医学部卒業。膨大な数の研究と実験は毎日深夜にまで及び、1985 年、ついに日本初のギフト法による男児が誕生。1990 年、セントマザー産婦人科医院を開院。現在も研究と実験に精力的に取り組んでいる。日本受精着床学会副理事長。順天堂大学医学部客員教授
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ひみさん (42歳)
4月で43才になります。AMH0.2、HMG注射で卵胞が育つのに14日位かかり、育つ卵胞は2~3個です。
1回不妊治療をしたら次は休んで、という周期で1年間治療をしてきています。
6回挑んで、4回HCG注射をしてから採卵当日までに排卵。
2回のHMG注射は13日目くらいで1〜2個排卵してしまっていて、残1個の状態で1回は採卵(結果、空砲)1回はタイミングへと切り替えてます。
自然排卵しないように座薬をしていたけど、それでも自然排卵するので12月以降の採卵ではガニレスト注射を2回打つようになりました。
けれども自然排卵。何か対策があれば教えてほしいです。
フォリアミンで葉酸摂取しているのですが
2日に1錠5 mg。この取り方はよくないですか?
フォリアミンでの正しい摂取の仕方があれば教えて下さい。
42歳という年齢では着床前診断で78割の卵子で染色体異常を起こしているということが判明しておりますので、体外受精での挙児の確率は10%以下でしょう。
葉酸などはほとんど影響ないと思います。
卵子自身の問題です。
胚盤胞になるようであればぜひ着床前診断をして染色体が正常な受精胚を移植する方法が一番いい方法でしょう。
それ以外であれば卵子提供も考えられた方が良いのではないでしょうか。
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