【Q&A】不妊治療について~吉田 昌弘先生

早発閉経の疑いがあるときの妊活…どのように進めるべきか?

吉田先生に、お話を聞いてみました。

レディース&A R Tクリニック サンタクルス ザ ニシキタ 吉田昌弘 先生 京都大学医学部附属病院、大阪赤十字病院、大阪府済生会茨木病院、大阪府済生会野江病院、関西電力病院 産婦人科を歴任。その後、「不妊治療から出産、子育てまで」をコンセプトに、「レディース&マタニティクリニック サンタクルス シュクガワ」など兵庫・大阪に4施設を展開。「お子さんの誕生は当たり前ではなく、まさに‘奇跡’です。出産までに人によってはさまざまな道のりがありますが、そのなかでもお一人でも多くのカップルの奇跡に寄り添いたいと思っています」
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

雪見大福さん(38歳)

もともと、ひどい生理不順で、産婦人科で4年程治療していたのですが、なかなか進展がなく、1年ほど前に不妊治療専門病院に転院して、調べてもらったところ、早発閉経の可能性があるとの事で体外受精をすすめられました。
その方向でやっと前進出来ると思ったのですが、11月から排卵をうながすためにエストラーナテープを貼り、毎週当日の血液検査の繰り返し。
主人も、もうすぐ50なので、このまま治療を続けて意味があるのか、諦めるべきなのか葛藤が続いています。
血液検査の結果は最新の数値で、E2が58.3、LHが30.08、FSHが29.34です。

早期卵巣機能不全の定義は、FSH=40以上、E2=20 未満で完全にはこの定義の中には入っていません。ただ、FSH=29とのことで、卵巣機能はよくないと考えられます。

病因も様々で、手術歴もないとのことで 不明のことも多いです。
治療としては確立されたものはなく、確かに難しいのですが、今行われている
①エストロゲン療法
②ステロイド投与療法
が一般的で、すでに行われているようですね。

エストロゲン、もしくはエストロゲンとプロゲステロンの周期的投与でFSH のdown regulateを期待し、その後ClomidやhMGで排卵促進を行うことが多いと思われます。

根気のいる治療になるとは思いますが、まだFSH=29とのことで、可能性はあるのではないでしょうか?まずはFSH が下がることが期待されます。
非常にまれな方法で、手術療法があります。ただし自費診療で効果も賛否両論あるため、すぐにはおすすめされないことが多いと思われます。

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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。