【Q&A】次回採卵の対策について~福田愛作先生

妊活中は、一回の周期だって無駄にしたくないものです。

ましてや、年齢が高くなればなるほど…

誘発方法はどうしたらいい?

IVF大阪クリニックの福田愛作先生に教えていただきました。

IVF 大阪クリニック●福田 愛作 先生 関西医科大学卒業、京都大学医学部婦人科学産科学教室入局。市立舞鶴市民病院産婦人科医長、京都南逓信病院産婦人科医長、1998 年 より IVF 大阪クリニック副院長、2003 年より院長に就任。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
hachi(41歳)  これまでに採卵5回・移植2回行ってきました。
採卵はすべてアンタゴニスト法で、1回目の採卵の後、移植をしましたがダメでした。
■1回目:8個採卵→6個未熟→1個胚盤胞・1個初期胚凍結(クロミッド×フェリング150)
■2回目:10個採卵→2個未熟→1個初期胚凍結(クロミッド×フェリング300/点鼻・hcgのダブルトリガー)
■3回目:8個採卵→6個未熟→凍結ならず(クロミッド×フェリング150/点鼻・hcgのダブルトリガー)
■4回目:10個採卵予定→5個採卵・5個空胞→1個胚盤胞、1個初期胚で凍結(クロミッド×ゴナールエフ150/リープロレリン・hcgのダブルトリガー)
■5回目:7個採卵予定→5個採卵・2個空胞→2個初期胚で凍結(クロミッド×ゴナールエフ150/リープロレリン・hcgのダブルトリガー)
4・5回目ではトリガーを変更したのが良かったのか未熟卵は解決されましたが、採れる卵の数は減りました。
セカンドオピニオンに行ったクリニックでは「高齢の方はロング法が成績がいいから、次回はロング法がいい」と言われましたが、
今通っている(採卵を5回した)クリニックでは「未熟卵が多いので点鼻でのダブルトリガーができないロング法は選択肢になく、注射でのダブルトリガーであるならわざわざ2周期使う必要もない」と言われ、どうしたらいいのかわからなくなってきました。
そもそも卵の数を増やすために高刺激をしても結局は5個ぐらいだったり、凍結できるのも数が少なかったりで、低刺激の方がいいのでは?とも思い始めています。
年齢のこともあり1日でも若い卵を確保しておきたいと考えています。
次回採卵の刺激法や対策など教えていただきたいです。

41歳ですがAMHが2.02あり、5個も卵子が採れていますので、まだまだチャンスはあると思います。

卵管造影の結果、精液検査の結果、またIVFでは胚の状態が良くないようですが、子宮の形態や子宮内膜の状態を診ていませんから、原因についてはよく何とも言えません。

 

排卵誘発法について、主治医とセカンドオピニオン先とで意見がわかれているようですが、私も卵巣刺激のLong法が良いのではと考えています。AMHが2.02ありますから、Long法で十分な数の卵子が望めると思います。また、Long法で必ずしもデュアル・トリガーが必要とは限りません。Long法の方が均質の卵子が多く得られますので、HCGやオビドレルだけで成熟卵が得られる可能性は十分にあります。

移植については、新鮮の2段階胚移植法をおすすめします。たとえ胚盤胞ができなくても3日目胚移植はできると思います。胚質が良くない時には、いったん凍結するより新鮮胚移植が有効なことがあります。

 

次回の採卵までに、骨盤内の血液循環を改善するために適度の運動をおすすめします。また朝日に当たることでメラトニンの分泌を良くし、内分泌状態を良好にしてください。

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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。