高プロラクチン血症による化学流産や着床障害について~田中先生

化学流産…辛いものです。

その結果が、高プロラクチン血症によるものではないか?という質問に、田中先生がお答えくださいました。

二度と、同じ思いをしないためにも、参考にしてください。

セントマザー産婦人科医院田中 温 先生 順天堂大学医学部卒業。膨大な数の研究と実験は毎日深夜にまで及び、1985 年、ついに日本初のギフト法による男児が誕生。1990 年、セントマザー産婦人科医院を開院。現在も研究と実験に精力的に取り組んでいる。日本受精着床学会副理事長。順天堂大学医学部客員教授。
ピヨさん(29歳)宮関連の既往歴
子宮筋腫2019年9月開腹術にてL玉子サイズ強の筋腫核1つ切除(粘膜下と筋層の境目と聞いています)
上記手術の際、両側にチョコレート嚢胞発見→焼いた→現クリニックにて両側再発確認軽い内膜症があると2.3年前から言われている

4月にアンタゴニスト法にて採卵
採卵数19個→体外・顕微授精にて5日胚盤胞4個/6日胚盤胞1個/前核期4個凍結
6月に5日胚盤胞を1個移植(グレード4AA)
判定日検査薬に、ぱっと見わからないほどの線
血中HCG7.7mIU/ml TSH1.46
1週間後の再判定で血中HCG0.5以下となり生化学的妊娠と診断されました。

ここで気になることがあります。それは高プロラクチン血症についてです。
現在のクリニックでは通い始めのころ1度だけ検査をしました。
その際の値は、37.8ng/mlでした。
医師からは、「少し高いけど問題ない。生理不順もあるけれど、30-45日周期程度なら治療しなくてもいい」と言われました。
同時期に行った負荷テストでは、FSH(負荷後)13.3 LH(負荷後)31.0 FSH 7.9 LH 6.3 でした。

今回、初めての移植が化学流産となってしまったことで正直ショックで、なんでなんだろうと考えたところ、この高プロラクチン血症たどり着きました。

今のクリニックでは、「高プロラクチン血症と不育症が話題になったのは昔の話で今はそんなこと考えている医師はいない。」という考え方で、治療はしてもらえなさそうです。

この私の値で、化学流産の原因が高プロラクチン血症である可能性はないのでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご回答いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

プロラクチンの値は非常に変動しやすく特に日中は正確な値が出ません。
できれば負荷テストしてみれば、少しは正確な値はわかると思います。
心配であれば、カベルゴリンなど週1錠飲まれるお薬を服用されてはどうでしょうか?ただし、妊娠後は服用を中止してください。
>全記事、不妊治療専門医による医師監修

全記事、不妊治療専門医による医師監修

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