生活の工夫で免疫力をアップしよう

これをやれば免疫力が上がるというような、とっておきの方法はありませんが、日々の生活のなかでちょっと意識するだけで、免疫力を強化することができます。ここで紹介する方法を少しずつでも取り入れて、ウイルスを寄せつけない体をつくりましょう

免疫力をアップするには、  体内時計に逆らわない生活をして、精神的ストレスや肉体疲労を軽くすることです

笑うだけで免疫力はアップする

笑いがNK細胞をはじめ免疫細胞を活性化することは、世界  中の多くの実験で証明されています。1 日1 回、お笑い番組を見て声を出して笑ってみましょう。笑う気になれない時は、つ  くり笑いをするだけでも効果があります。その理由は、表情筋  の動きが抗ストレス作用をもつセロトニンの分泌が促すた め、と考えられています。毎朝、鏡の前で思いっきりニッコリ する、笑いのストレッチをしましょう。免疫力を高めて、前向 きな意欲が湧いてきます。

24 時間リズムに合わせた生活を

人間の体は太陽の24 時間の動きに合わせた体内リズムが備わっています。さまざまなホルモン分泌もこの体内リズムで変動していて、NK 細胞も昼間は活性化し、夜は静かになります。夜更かししたり不規則な生活をすると、体内リズムが乱れて自律神経のバランスが崩れ、NK 活性が下がります。体内リズムの乱れを修正するのに手っ取り早いのは、朝起きたらまず太陽の光を浴びること。光が視神経を通して脳に伝わり、体内リズムを調整してくれます。

頑張らない運動で免疫力を強化する

激しい運動で体を酷使すると、NK 活性は一時的に上がるものの、運動終了後には急激に下がります。激しい運動を した人は、まったく運動しなかった人より風邪症候群にか かりやすいという結果が出ています。感染の危険が一番少 なかったのは、ほどほどに運動した人。

エスカレーターを使わずに階段を上り下りする、ランニ ングよりもウォーキングをする、など軽く体を動かす程度 の運動が免疫力を上げるうえでは有効です。

ヨーグルトの乳酸菌で腸活

たくさんの免疫細胞が集まっている腸内環境が悪くな ると、腸管免疫の働きにも悪影響を及ぼし、全身の免疫 力の低下につながります。腸内環境を良い状態で維持す るには、ビフィズス菌などの善玉菌を優位に保つことが 重要。ヨーグルトに含まれているビフィズス菌などの乳 酸菌は、悪玉菌の力を弱め、善玉菌を優位にして腸内環 境を整えてくれます。
ただし食品からとるビフィズス菌 は腸内に定着しないので、毎日200 ~300 g食べるのがおすすめ。

しいたけパワーには世界の研究機関も注目!

きのこに含まれるβ- グルカンは多糖体といわれる食物繊維の一種で、NK細胞を活性化して免疫機能を強くす る働きが明らかになっています。なかでもレンチナンと いわれるしいたけ特有のβ- グルカンは、特にその働きが強いことで注目されています。また、きのこ類はビタ ミンB1 やB2、ナイアシンが豊富に含まれ、皮膚や粘膜を守り、精神を安定させるなど、免疫機能に深く関わって います。積極的に料理に取り入れましょう。

納豆菌がNK細胞を活性化

納豆菌は世界に誇れるプロバイオティクス。納豆菌の抽 出物がNK細胞を活性化することが明らかになっています。大豆から納豆になっていく発酵の過程で、納豆菌はど んどん増えます。納豆菌は胃酸や胆汁酸にも強く、生きた まま大腸に届きます。また、発酵の過程で細胞の再生に関 わるビタミンB12 が大豆の数倍に増えるため、粘膜の免疫力のアップにも役立ちます。納豆の有効成分を活かすた めには、1 回に50 gくらいの量を食べるのが理想。

シャワーだけで済まさずバスタブに入る習慣を

体の深部の冷えを取り、免疫機能を高めるには、40℃くらいのぬるめのお湯に15 ~20 分ほど浸かるのが最適。ゆったりした気分で体を温めると、副交感系神経が優位になり、NK細胞が活性化されて免疫力を高める効果があります。また、血行が良くなり新陳代謝が促進されるので、 体のさまざまな機能が活性化されます。シャワーを浴びるだけでは体の深部を温めることができないため、免疫力のアップも期待できません。

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