早め早めの行動で願いを叶えました。

人工授精5回を経て転院。2回目の顕微授精で妊娠。

仕事を辞めて不妊治療に専念。

早め早めの行動で願いを叶えました。

「子どものいない人生は考えられない」   その一心で突き進んだ2年半の不妊治療。

体外受精へのステップアップを機に転院を考え、慎重な病院選びと前向き思考で幸運を引き寄せました。

結婚から2年で不妊治療開始すぐできると思っていた

東京都にお住まいのエミさんは、今年、夢のマイホームを建てたばかり。愛娘の  S  ちゃんは小学2年生。仲良くおしゃべりする姿はまるで姉妹のようです。

エミさんが同い年のご主人と結婚したのは、30歳の時。最初は二人の時間を楽しみ、子どもが欲しいと思い始めたのは 32歳。

「その気になればすぐできると思っていました…」

半年経っても妊娠の気配がなかったエミさんは、近所の婦人科を受診。すると「病院に来るのが早すぎる。 1年くらい自然に様子をみないと」と言われたそう。「でも1年も待てない!    と思って。私、すごいせっかちで、決めたらすぐ行動しないと気がすまないんですよ」とエミさんは笑います。

不妊治療の専門医を受診し人工授精にチャレンジ

2カ月後には、不妊治療専門クリニックを受診したエミさん。夫婦で検査を受けたところ、エミさんが卵管閉塞ぎみとのことで、その治療を行った以外は特に大きな原因は見つかりませんでした。

タイミング法を数回試し、人工授精へ。5回試みたもののすべてダメでした。    4、5回やってダメなら体外受精にと考えていたエミさんは、医師にステップアップしたいと相談。

「先生との相性はとてもよかったのですが、1回あたりの成功率が 10%と聞き、もっと専門性の高い病院が

いいかもと迷いが出てきて」

そんな時、友人が体外受精専門の Kクリニックに転院して1回で妊娠できたと聞いたエミさん。「費用はかかるけど、確率は高いよ!」とアドバイスされました。

エミさんは、ほかの病院情報も調べながら、Kクリニックをセカンドオピニオン受診。

「当時34歳での成功率は50%と説明を受けて希望が湧いて。実績や専門性の高さ、そして“大丈夫!”と自  信たっぷりに話す医師の笑顔に、すごく安心感を感じました」

転院にあたってはとても悩みました。ほかにも候補があり、通っていたクリニックの専属カウンセラーに、思い切って相談してみたそうです。すると、ここはこんな特徴がある、そっちのいいところは…と、引き止めることなく専門家の立場で中立にアドバイスしてくれたそう。「おかげで、納得して気持ちよく転院することができ、とても感謝しています」

治療に全力を尽くそうと仕事を辞めて治療に専念

最終的に決めたのは、友人が通っていたKクリニック。

「費用がかかっても確率を重視したいと思って。仕事も辞めて、治療に専念しようと決めました」

転院先では、夫婦ともに再度検査。そこで、精子の活動率が非常に低いことがわかり、顕微授精を選択することになりました。エミさんは、良質な卵子を育てるために約2週間、土日も毎日、血液検査とホルモン注射のために病院に通い、16個の卵を採卵。最終的に胚盤胞まで育った3個のうち1個を胚移植しました。結果は陰性。

「頑張って通ったのに、ガックリきて思わず号泣してしまいました」

先生からは、一回休んでは?    と言葉をかけられましたが、くよくよしてもしょうがないとすぐに気持ちを切り替えたエミさんは、「続けてお願いします!」と答えていました。

「子宮って、異物を排除する特性があることを何かで読んだことがあって。今回初めての胚移植で、異物が入って子宮がびっくりしちゃったんじゃないかな、もしそうだとしたら 1回免疫がついたわけだから、体が覚えているうちに早くやろうって思ったんです」と、自分の中の感覚を大切にしました。

凍結していた残り2個のうちグレードの高い1個を選び、2度目の胚移植を行いました。1週間後、またダメかもしれないと不安になり、ご主人の付き添いで受診。結果はなんと陽性。「ヤッタネ!」と、今度はご主人と二人で号泣したのだそうです。

子育ては大変だけれど感謝にあふれる毎日

仕事をしていた頃は、帰宅が夜9~ 10時頃で、主人はもっと遅かったから、そんななかのタイミング法はお互い地獄で(笑)一番つらかったかも。人工授精に移った時は、精神的にすごく解放されました。また、原因不明でなんとなく自分のせいかとプレッシャーに感じていたので、転院先で夫に原因があるとわかった時には、気が楽になりました」と、2年半の治療期間を振り返るエミさん。

電車で赤ちゃんを抱いた人を見るだけで涙が出ることもあったけれど、友達と旅行に行ったり、農業を始めたり、時には夜遊びしたりと、楽しく過ごすことを心がけたそうです。また、「僕は二人の人生もありだと思っていましたが、できる限り彼女の思いを優先しました」というご主人の静かな優しさにも支えられました。

「不妊治療に全力を出し切ったせいか、妊娠中は気が抜けて」と笑うエミさん。

35歳で無事にSちゃんを出産。40歳の時、二人目不妊で、顕微授精を行いましたが結果が出ず諦めました。「一人授かっただけでもありがたいと思って」。そのSちゃんも、あっという間に小学2年生。

「入学式や運動会など行事のたびに感動して、生まれてきてくれて本当に感謝だねと、主人と話しています」

Sちゃんには、卵子の写真を見せて不妊治療の話をするそう。

「採卵した卵子に番号が振ってあって、私◯番だよねって笑っています。卵子からアルバムにできるって、体外受精ならではですよね。抵抗のある方もいるかもしれませんが、私は早めに取り組んだことがよかったと思っているので、友人には早めに体外受精するのがいいよとすすめています!」

 

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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。