ぷしゅママさん(36歳)
私は現在36歳です。不妊の原因はわかっていません。
34歳で採卵・移植し、第一子を体外受精1回目で出産しています。(今1歳5ヶ月です)
2026年7月より2人目の不妊治療を再開し、当時の凍結胚を2回移植するも着床しませんでした(1回目はグレード4AC→妊娠判定結果hcgが200、2回目はグレード4BB→hcgは0だったと思います)。
現在、3回目BCを移植しており、結果待ちです。
保険適用はあと3回、凍結胚はあと2つ、本当に妊娠できるのかと焦っています。
病院の先生には「3回目もダメなら着床不全検査をしてから移植しましょう」と言われましたが、残っている4BC、3BCで妊娠できるの確率はどの程度なのでしょうか。
双子は望んでいないので、2個移植は考えていません。
採卵がとても痛かったの、できればでもうしたくありません(夫が足を痛めており、11月末から2ヶ月ほど入院、退院してからも家でリハビリする予定で、しばらくワンオペ状態になるので、その時期の採卵は難しいと考えます)。
残っている卵が4BC、3BC。
採卵してそれよりいいグレードのものが採れる可能性はあるでしょうか。
第一子を体外受精1回目で出産したので安心して2人目もすぐにできるものだと思っていました。
今後、体外受精をどう進めて行ったらよいのか、なんらかの検査をした方がいいのか、アドバイスをお願いします。
広島HARTクリニックの和田 龍先生に伺いました。
平成12年兵庫医科大学を卒業後、同大学病院産科婦人科学教室に入局し、2年間初期研修し、生長会府中病院、兵庫医科大学病院、徳島市周和会恵愛病院などで生殖医療、周産期医療に携わる。平成31年4月から兵庫県西宮市のサンタクルスでも生殖医療、周産期医療に携わりながら、最先端の生殖補助医療を学ぶことが必要と考え、広島HARTクリニックへ。今まで多くの病院やクリニックで経験したことを踏まえて、患者様一人ひとりに納得していただけるように患者様の気持ちを大事にして、治療のお手伝いをしていきたいと考えています。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
【質問1】残っている4BC、3BCでの妊娠確率はどの程度だと考えられますか?
凍結胚のグレードは妊娠の可能性に影響しますが、個々の状況によって異なるため、正確な確率をお伝えすることは難しいです。一般的に、BCグレードの胚でも妊娠する可能性はありますが、AAグレードなどより高いグレードに比べると確率は低いと言われています。具体的な確率については、主治医と相談しながら進めていくと良いでしょう。
【質問2】着床不全検査の内容や効果について教えてください。
着床不全検査は、受精卵が子宮に着床しにくくなる原因を特定するための検査です。一般的には、子宮内膜の状態や血液の流れ、免疫の異常を調べることで、着床を妨げている要因を見つけ出します。効果としては、検査結果に基づいた治療を行うことで、着床率を改善できる可能性があります。ただし、個人差があるため、主治医と詳細を相談しながら進めることが大切です。
例えば慢性子宮内膜炎も着床不全の原因となるので抗生剤や乳酸菌製剤で対策を立てることも有効だと思われます。着床の窓の検査としてERA検査などを行い、その結果に合わせて移植を行うことも有効だと思われます。
【質問3】採卵で4BCや3BC以上のグレードを取得する可能性はありますか?
卵のグレードは採卵の時点での卵の質や発育状況に基づくため、個々の状況によって異なります。過去に良好なグレードを得られた経験があるため、再び高いグレードの卵が得られる可能性はあります。ただし、年齢や体調、卵巣の状態などによっても影響を受けたり、周期の違い、刺激方法でも違いがでてくることもあるため、主治医と相談しながら進めることをお勧めします。
【質問4】採卵の痛みを軽減するための方法はありますか?
採卵の痛みを軽減する方法として、鎮痛剤の使用や麻酔の選択があります。局所麻酔だけでなく、静脈麻酔を使うことで痛みを感じにくくすることができます。また、採卵前にリラックスを心がけることも効果的です。局所麻酔では超音波で確認しながら採卵針が通る部位に浸潤させていくことが痛みをとることに有効です。具体的な方法については、主治医と相談し、あなたに適したアプローチを見つけてください。
【質問5】今後の体外受精の進め方や検査についてのアドバイスをお願いします。
体外受精の進め方としては、まず現在移植中の胚の結果を待ち、その後医師が提案された着床不全検査を検討するのが一般的です。残っている4BCと3BCの胚も移植候補となりますが、形態良好胚、いわゆる細胞数が十分ある胚盤胞を得て、形態の良いものから移植することがいいと思われます。
また、36歳で着床不全の状態を考えると、自費診療でPGTーA(着床前胚染色体異数性解析)を行って、異数性のない胚盤胞を獲得して移植することが有効だと考えます。
また着床環境を整えることが重要です。採卵の再挑戦については、グレードの良い胚が得られる可能性もありますが、治療の計画は主治医と相談しながら進めることをお勧めします。